プライベートジェットよりも豪華でユニークな滞在を楽しめる。そんな、ホテルがバリにあります。その名も「プライベートジェット・ビラ」。名前の通り、航空機として使われた機体を改造して、そのままの形を利用したホテルです。一般的なホテルにはない唯一無二の体験ができる、そんな場所を紹介しましょう。

↑どんな体験になるんだろう(画像提供/Balitecture/YouTube)

 

インドネシアのバリ島。すぐ目の前に海が迫る崖の上に、ボーイング737の機体が設置されています。飛行機をホテルにするというアイデアは、ロシアの起業家が考えたそうで、倒産したタイガーエア・マンダラ航空から機体を買い取り、およそ2年の歳月をかけて内部を改造しました。

 

外観は航空機そのままですが、中はまったくの別世界。客席はすべて取り払われ、2つのベッドルームとダイニングがある客室に様変わりしています。特に注目なのは、飛行機の先端のコックピットだったエリア。ここにはジャグジーが設置され、パイロットになった気分でリラックスタイムを堪能できます。

↑コックピットがジャグジーに(画像提供/Balitecture/YouTube)

 

また機体の翼部分はバルコニーに変貌し、目の前の海を独り占めできます。かつて搭乗客が乗り降りしていた出口には、ネットでできたソファのようなものが設置され、そこに身体を預けて過ごしてもいいでしょう。

 

ロシアの起業家が、いくらでこの機体を購入したのかは明らかにされていませんが、商用のボーイング737の価格は、260万ドル(約3.9億円※)から650万ドル(約9.7億円)と言われています。

※1ドル=約149円で換算(2024年2月9日現在)

 

おそらく、それと同等の金額を払い、さらに時間とお金をかけて豪華に改造されたこのホテル。1泊の宿泊料金は1600ドル(約24万円)から。「搭乗券」を受け取って始まるこのフライト、気になる方はチェックしてみては?

 

【主な参考記事】

Daily Mail. Fascinating video goes inside old Boeing 737 plane that has been transformed into a luxury cliff-top VILLA in Bali - and comes complete complete with a helipad, exit door balcony, and a jacuzzi in the COCKPIT. February 7 2024