マスクの肌荒れ・ニキビを防ぐ方法を医師が伝授! 日常生活で気をつけたいこととは?

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「1日中、マスクをつけて過ごしたら肌が荒れた」という経験はありませんか? 今回は、マスク着用による肌トラブルの予防法について「森本内科・循環器科」の森本先生に解説していただきました。

監修医師:
森本 典行(森本内科・循環器科)

国立山梨大学医学部医学科卒。名古屋大学医学部附属病院、公立陶生病院などを経て現職。日本麻酔科学会認定 麻酔科専門医、日本抗加齢医学会認定 抗加齢医学専門医。

編集部

マスク生活をしながら、肌荒れやニキビができにくくするためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

森本先生

もしかしたら、マスクの素材が肌に合っていないのかもしれないので、まずは素材を変えてみてはどうでしょうか。さまざまな種類のマスクがありますが、おすすめは綿ガーゼやシルクなど、天然素材のもの。これらは肌にやさしく、ダメージを与えにくいという効果があります。もし不織布マスクを使う場合には、内側にガーゼを1枚挟むなどの工夫をしてみましょう。

編集部

そのほか、気をつけることはありますか?

森本先生

ニキビを早く治すためには、できるだけ刺激を与えないことが大切です。気になるかもしれませんが触れたり、いじったりせず、そっとしておきましょう。可能であればマスクを外すこともおすすめします。

編集部

刺激が大敵なのですね。

森本先生

それから、マスクの内側が汗で蒸れないよう、こまめにタオルで顔を拭くようにしましょう。また、顔を拭いたあとは乾燥しやすくなっているので、しっかり保湿をすると良いでしょう。

編集部

ライフスタイルで気をつけることはありますか?

森本先生

バランスの良い食事、適度な運動、良質の睡眠はとても大事です。特に、肌細胞を修復する働きがある成長ホルモンは、ノンレム睡眠といって、深い睡眠のときに分泌が促進されます。そのため、リラックスできる睡眠環境を整える、睡眠直前にはスマートフォンやパソコンを見ない、寝る前のカフェインやアルコールは控えるなどを意識して、良質な睡眠を確保するようにしましょう。