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 先日のボルシア・メンヒェングラードバッハ戦にてナディーム・アミリは、パラシオスの負傷離脱の恩恵を受ける形で、今季2度目のスタメン出場。最終的には67分間プレーして奪取率50%、パス成功率96%、総走行距離8.5kmを走破するなど、アロンソ監督から「安定したプレーをしてくれた。シャカとの連携もよかった」との賛辞を受けていた。

 確かに昨夏から売却候補としELメンバー外とされ、明らかな不遇に置かれていたMFではあったものの、練習での姿勢なども評価される中でクラブ側は、契約残り半年ということで少額の移籍金しか望めないこともあって売却は躊躇するのではないか・・・、との憶測が流れた矢先に1.FSVマインツ05が獲得を発表。移籍の詳細については明かさないことで両クラブとも合意済みだが、キッカーが得た情報ではわずか100万ユーロの移籍金でとどまったようだ。

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 マインツのハイデル取締役は「創造性をもった即戦力MFの獲得をもさくしていた。その結果でナディーム・アミリという素晴らしい解決策を見出したよ。ブンデスやCL、EL、さらにはドイツ代表など250試合の出場経験もっており、残留争いにおいて大いに力となってくれることだろう。それに向けた意欲を彼自身も強く示してくれた」とコメント。一方のアミリは「マインツというクラブについては長い間みてきたクラブであり、現時点の順位は決してこのチームの質を反省したものではないと思う。ぜひファンの皆さんの前でプレーする日を心待ちにしているところだよ。いい船出となるよう期待している」と意気込みを見せた。

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パラシオス離脱の最中、ヴィルツが負傷

 バイヤー・レバークーゼンでは火曜日の練習中に、フロリアン・ヴィルツが午後のトレーニングを約15分のみで打ち切っており、早めにロッカールームへと下がる様子が見受けられた。特に前述の通りにパラシオスは負傷離脱、アミリは移籍、アフリカ杯での主力離脱という中で、これ以上の中盤の離脱は避けたいところだが、間も無くしてクラブ側から大事には至らなかったと発表。腰への打撲のみで済んだようで、ひとまず首脳陣は安堵のため息をついている。