Apple初のヘッドセット型空間コンピューティングデバイス「Apple Vision Pro」が2024年2月2日(金)に発売されます。このApple Vision Proには専用OSである「visionOS」が搭載されているのですが、iOSやiPadOSでは可能な「アプリアイコンの配置変更」や「ウェブサイトのショートカット作成」ができないことが先行レビューで明らかになりました。

You can't edit your Apple Vision Pro home screen: visionOS apps are arranged alphabetically - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/01/30/apple-vison-pro-home-screen-apps-alphabetically/

Apple Vision Pro won't let you save web apps to your home screen - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2024/01/30/vision-pro-wont-let-you-save-web-apps-to-your-home-screen/

YouTuberのBrian Tong氏による先行レビュー動画によると、visionOS 1.0ではホーム画面にあるアプリを整理できず、アプリの並び方を変えることができないとのこと。

Apple Vision Pro EPIC Review - Is This The Future? - YouTube

以下のホーム画面にはテレビ・ミュージック・マインドフルネス・設定・フリーボード・Safari・写真・メモ・App Store・メール・メッセージ・Keynoteという13個のvisionOSアプリのアイコンが表示されています。



そして手でスワイプしてページを送ると、サードパーティー製のvisionOSアプリが表示されます。ただし、これらサードパーティー製アプリはアルファベット順に並べられており、その順番を変更することはできないとのこと。そのため、お気に入りのアプリがアルファベット順で後ろの方になる場合、お目当てのアプリが表示されるまでUIをスワイプし続けなければならなくなります。



また、iOSやiPadOSでは複数のアプリを1つのフォルダにまとめることができますが、visionOSではフォルダの作成ができないそうです。

さらに、iOSやiPadOSだとウェブサイトのショートカットをホーム画面に作成することが可能ですが、visionOSでは不可能だとのこと。Netflix・YouTube・Spotifyなど、iOSやiPadOSで人気のアプリの一部がvisionOSではリリースが予定されていませんが、ウェブ版が公開されているサービスについてはSafari経由でアクセスができます。

Apple Vision Proでは「YouTube」や「Netflix」などの人気のアプリはほとんど使えないとの調査結果 - GIGAZINE



しかし、visionOSではショートカットをホーム画面に作成できないので、YouTubeやNetflixにアクセスするためにはその都度Safariなどのブラウザを立ち上げてから「お気に入り」からアクセスしなければなりません。

Apple関連ニュースサイトの9to5Macは「iPhoneやiPad、Macと同じように、Apple Vision Proのホーム画面にウェブサイトを追加できるのが理想です。残念ながら、visionOS 1.0ではそうではありません。AppleがvisionOSでこの機能を優先的に追加してくれることを願っています」とコメントしました。