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 アンヘリーノが新たな戦いの舞台を見出した。月曜日に同選手はASローマにてメディカルチェックを無事クリア、その後のシーズン終了までのレンタル契約にサインしている。なお基本金およそ500万ユーロ(+成果に応じて最大600万ユーロのボーナス)の買取りオプションつき。

 それまでRBライプツィヒからレンタル移籍していたトルコ1部ガラタサライでは、20試合出場によって600万ユーロでの買い取り義務行使が発動となるために、19試合の出場をもって観客席で試合を見守っており、ガラタサライ側はこのオプションの破棄を要求。

 そのまま泥沼の状況に陥れば、アンヘリーノにとっては最悪6ヶ月間プレーできない日々を過ごす恐れもあったため、今回のASローマへの移籍は全ての関係者にとって渡りに船だったといえるだろう。2019年から2022年にかけてライプツィヒでは68試合に出場して7得点をマーク、それからはホッフェンハイムにレンタル移籍して33試合でプレーしていた。

 さらにライプツィヒでは火曜午後、ウーゴ・ノボアについても買取りオプションつきにて、母国スペインのビジャ・レアルに今季いっぱいまでレンタル移籍することを発表。21歳のアタッカーは前半戦ではオランダのFCユトレヒトに、それ以前にはスイス1部FCバーゼルにレンタル移籍していた。

ローゼ監督「基本的な部分を疑ってはいけない」

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 その一方でライプツィヒでは「就任以来、最悪の試合だった」とローゼ監督が振り返った敗戦で、CL出場圏外にまで転落。不振からの脱却に向けてハードな練習が待っているかと思いきや、むしろ1時間ほどのトレーニングでこの日は終わった。その理由について「繊細な時期。これまでと変わらずアクセプトしながら、状況に応じた調整を行なっていく。狂いすぎないよう、負担をかけないよう。」とコメント。

 「あれほどまでテクニック的なミスをおかすチームは見たことがなかったよ。攻守に渡ってそれがゆえ、あらゆる形での失点を喫していた。ただ我々は引き続き取り組んでいるところであり、決して根本的な部分に疑問の念を抱いてはいけないと思う」と言葉を続けている。特に守備の安定化という点では、ヴィリ・オルバンの先発復帰に期待したいところだ。