ビル9階とほぼ同じ27メートルの高さから水面に飛び込む競技、ハイダイビング。1月23日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、日本で唯一のハイダイビング選手、荒田恭兵さんに競技を始めたきっかけを伺った。

大竹「飛ぶようになったきっかけは素敵な女性にフラれたとか…」

荒田「そうなんですよ~」

大竹「そうなの?」

小島慶子「そんなわけないでしょう!」

荒田「違います、違います」

大竹「でも何かきっかけがないと、その高さからはね~、何なんですか?」

荒田「元々、水泳競技の飛び込み競技をやっていまして、大学卒業が間近になってきて進路をどうしようか考えていたんですね。日本代表になってオリンピックを目指すのか、きっぱり引退して就職するのか、大体どっちかなんですね。でも、そのどっちかは誰かしらが歩んだ道なので、それじゃちょっと面白くないと思って誰も経験したことがなくて、なおかつ自分の飛び込みのスキルを活かせるハイダイビングをやってみようと思って…」

大竹「そりゃそうかもしれないけど…」

小島「荒田さんのホームページにあるハイダイビングの競技の説明をかいつまんで話しますと、男性は27メートル、女性は20メートルの高さから宙返りとかひねりを加えた演技を行いつつ飛び込むんですけど、採点競技用の建物だけではなく、崖とか橋を利用して実施される圧倒的な高さから繰り出されるダイナミックな飛び込み競技なんだそうです」

小島「ハイダイビングをやろうと思った人は周りにいなかったんですね」

荒田「日本で誰も経験したことがないことだし。何も揃ってなかったんですね。指導者もそうだし、連休環境もないし、知識も情報もない状況だったので誰も踏み出さなかったですね。誰しもが『危ないよ、危険だよ』って言ってるのを見て、自分は逆に誰もやったことがないのに何で『危ない、危険』って言えるんだろうと思って。だったら実際にやってみて、ちゃんと言える人間になりたいと思って手を挙げました」

 

この後も荒田恭兵さんはハイダイビングの競技の魅力についても語ってくれました。