日本と対戦するイラク代表【写真:ロイター】

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日本はグループリーグ第2節でイラクと対戦

 日本代表は現地時間1月19日、アジアカップのグループリーグ第2節でイラク代表との対戦を控えている。

 グループ最大のライバルとの一戦になるが、対戦国メディアは「日本戦を目前にイラクに危機が到来」と取り上げ、イラクに帰化していた新鋭アタッカーが突然チームを離脱する緊急事態を迎えていると伝えている。

 日本は初戦でベトナムと対戦し、連続失点で一時は逆転される厳しい戦いを強いられたものの、最終的には勝負強さを見せつけ、4-2で白星を飾った。一方、イラクも初戦のインドネシア戦に3-1で勝利しており、次節は互いに勝ち点3を手にした者同士の大一番となる。

 FIFAランキング63位のイラクとの一戦は、グループで最も重要な試合に位置付けられるなか、対戦国に思わぬ緊急事態が発生しているようだ。イラクメディア「The New Arab」は「日本戦を目前にイラクに危機が到来」と見出しを打ち、インドネシア戦でもベンチ外となっていたFWダニーロ・アル・サイードがチームを離脱し、開催地カタールを去ったことを伝えている。

 同国メディア「KOOORA」も「ダニーロ・アル・サイードが理由も分からずイラクのキャンプを去った」と取り上げ、同選手がチームを離脱した背景が不明であるとしつつ、「所属チームの本拠地があるノルウェーのサンネフィヨルドへ帰った」と説明している。

 ダニーロ・アル・サイードはスウェーデン出身だが、昨年10月にイラク代表でのプレーを決断。ノルウェー1部エリテセリエンに所属しており、昨季は11ゴール2アシストと飛躍的な成績を残していた。得点力を備えたウインガーは、日本にとって大きな脅威となりえたが、どうやらアジアカップのピッチに立つことはなさそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)