期待作なだけに、新たな公開日が早く決定することが望まれる - ポン・ジュノ監督(左)とロバート・パティンソン(右)
 - Karwai Tang / Jamie McCarthy / Getty Images

写真拡大

 『パラサイト 半地下の家族』のオスカー監督ポン・ジュノが手掛けるSF映画『ミッキー17(原題) / Mickey 17』の全米公開日が、一時的に消滅した。

 米ワーナー・ブラザースは、『ミッキー17(原題)』を全米公開する予定だった3月29日に、『ゴジラvsコング』(2021)の続編『ゴジラxコング 新たなる帝国』を繰り上げて全米公開することにしたと発表。Varietyによると、『ミッキー17(原題)』は昨年の全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のダブル・ストライキや、その他の制作上の変更の影響を受けており、この措置は作品を完成させる時間をきちんと取るためなのだという。

 原作は、氷の惑星での危険な植民地化任務で死ぬたびに過去の記憶を受け継ぎ、新しい肉体に生まれ変わる“使い捨て人間”のミッキーを描いたSF小説「ミッキー7」(エドワード・アシュトン著)。死を繰り返して“ミッキー7”となった主人公が任務から命からがら帰還するも、そこにはすでに“ミッキー8”がいて……。映画版のあらすじは伏せられており、脚本も手掛けたポン・ジュノ監督がどの程度原作に変更を加えているかは不明だ。

 主演は、『THE BATMAN−ザ・バットマン−』『TENET テネット』のロバート・パティンソン。ドラマ「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァン、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のナオミ・アッキー、『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレット、『アベンジャーズ』シリーズのマーク・ラファロなど豪華キャストが脇を固めている。(編集部・市川遥)