海外映画賞レースでも存在感を示している『君たちはどう生きるか』
 - (C)2023 Studio Ghibli

写真拡大

 第81回ゴールデン・グローブ賞授賞式が現地時間7日に米ロサンゼルスで行われ、スタジオジブリの宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』がアニメーション作品賞を受賞した。日本作品の同部門受賞は史上初の快挙となる。

 『君たちはどう生きるか』は、宮崎監督が引退撤回後、『風立ちぬ』以来10年ぶりに発表した新作長編。これまでにニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞などのアニメーション部門を制しており、アカデミー賞ノミネートも本命視されている。北米ボックスオフィスランキングで首位デビューを果たし、北米興収は現在までに3,960万7,451ドル(約57億円)に到達。全世界興収は1億3,712万9,302ドル(約199億円)だ。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル145円計算)

 同作のほかにゴールデン・グローブ賞アニメーション作品賞にノミネートされていたのは、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『マイ・エレメント』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『ウィッシュ』『すずめの戸締まり』だった。(編集部・市川遥)