1月5日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)は、金曜コメンテーターでクレディ・アグリコル証券チーフエコノミストの会田卓司氏と寺島尚正アナウンサーが、亡くなった篠山紀信さんを悼んだ。

1960年代から第一線を走り続けた写真家の篠山紀信さんがきのう、東京都内の病院で亡くなったことが分かった。83歳だった。容体が急変し、都内の病院に救急搬送され、亡くなったという。死因は明らかになっていないが、持病を抱えており、昨年の末から体調不調だったという。篠山紀信さんは、樋口可南子を撮影した91年の写真集「water fruit」で、それまでに日本では禁じ手とされていたヘアヌードを解禁。またこの年の「Santa Fe」は、当時18歳で人気が頂点にあった宮沢りえのフルヌードが話題となり、155万部のヒットと日本を席巻した。

寺島アナ「まさに芸術とエロスの壁を打ち破った写真家とまで言われていました。私のイメージとしてはカメラ小僧ですね。篠山さんといえば日本の写真家のトップランナーと言っても過言ではないですものね。」

会田「このフルヌード写真集が出たのは私の高校時代だと思うんですけれども、新聞一般紙に全面広告が出たことにものすごくびっくりしました。」

寺島「そうでしたね。篠山さんは4年前のインタビューでこう答えています。平成で起きたデジタル化を、写真史の大革命と位置づけ「撮った瞬間に見られて世界に発信できる。今フィルムでやっている人は趣味の人か、芸術家気取り(笑い)。僕はどんどん仕事でやっていくから、時代がデジタルになればデジタル。時代はその時代のカメラで撮らなきゃダメなんですよ。」と話していたんですが、このあたりも開拓者というかパイオニアらしい考えですよね。」

会田「カメラだけではなく撮る対象も時代に合った人だったイメージがありますね。」