1月2日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、令和6年能登半島地震と情報の扱い方について意見を交わした。

1月1日、石川県能登地方で震度7の揺れを観測した地震について、気象庁は「令和6年能登半島地震」と名付けた。

「各地で問題になっている老朽化するインフラ問題もありますし、避難所になっている市民会館・学校・街の集会場などが、年数が経っていて十分な避難所として機能していない可能性もあるので、そういった対策も長期的には重要になってくると思います」(田中氏)

「石川県、揺れが一番激しかった志賀町では震度7を記録しました。新潟県でも停電・断水が起きているようですからね」(寺島アナ)

「X(旧Twitter)などSNSを使う方もいると思いますけど、心無い間違った偽情報が流れていたり、あるいは映像・画像を生成AIで簡単に作ることができますので、そういったものに騙されないように公的なマスコミの情報をベースに動いてほしいですね」(田中氏)

「もうすでに東日本大震災のときの津波の映像を、今回の津波に装っている偽情報も出ているようですから」(寺島アナ)

「拡散するときは十分慎重にしておいた方がいいと思います」(田中氏)

「その情報を信じてしまって、良かれと思って拡散する方もいらっしゃるんですよね」(寺島アナ)

「政府の自然災害に対する情報拡散・情報対策が遅れていることが問題で、来年度の本予算でもその対策でいくつか予算を計上する予定だったのですが、そういった面の対策も今後急がれます」(田中氏)