V奪還狙う阿部巨人の正捕手候補 大城卓三にレジェンドOBが期待することとは?

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大城の打撃は確かなもの。リード面が向上すれば鬼に金棒だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2年連続のBクラスに沈んだ今季の巨人。阿部慎之助新監督が就任し、来季は2020年以来のV奪回を目指すチームだが、そのキーマンとして期待されるのは正捕手・大城卓三だろう。

 現役時代にヤクルトや巨人で活躍したアレックス・ラミレス氏が自身のYouTubeチャンネル『ラミちゃんねる』を更新。今年限りで巨人の三軍打撃コーチを退任した小笠原道大氏をゲストに迎え、動画内で大城について言及した。

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 大城は今季、自己最多134試合に出場し、打率.281、16本塁打、55打点をマークした。キャリアハイとなる成績を残したが、ラミレス氏は「大城は1年間レギュラーでプレーすれば、15〜20本塁打、50〜60打点は残せて、打率も.260〜.270くらいは打てる。キャッチャーとしてセ・リーグでベストの数字を残すことができる」と、大城を「打てる捕手」として高く評価した。

 一方で同氏は「投手陣をどうコントロールするかがとても重要になる」と話し、今後期待することにリード面を挙げた。今季の巨人はチーム防御率がセ・リーグワースト2位の「3.39」を記録してしまった。

 小笠原氏も大城に期待することについて、「大城が今の打撃成績を残しながら、インサイドワークも含めて捕手としてのレベルを2回りも大きくなればベスト」と語った。また、近年は各チームで捕手を併用する戦略がスタンダードとなりつつあるが、同氏は「理想は1人でやること」と自らの考えを語った。

 来季からチームを率いる阿部新監督も現役時代は強打の捕手として活躍。2010年には歴代捕手では3人目となる44本塁打をマークするなど、絶対的な正捕手としてチームを引っ張った。

 ラミレス氏と小笠原氏は大城に「不動の正捕手」としての活躍を期待しているようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【ラミちゃんねるの当該動画はこちら/https://www.youtube.com/watch?v=ubig0wyQiyQ】