【日本ハム】話題沸騰の「清宮フレンズ」が来季は投打の柱となるか 飛躍が期待される面々とは
清宮も来季はプロ7年目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
11月23日に開催された北海道日本ハムファイターズのファン交流イベント「F FES 2023」。毎年1年通じて声援を送ってくれるファンと交流できる貴重な機会であるが、今年も様々なイベントが行われた。
普段とは違った選手の姿に、例年様々な形でファンを沸かせるが、今回特に注目の的となったのが、「清宮フレンズ」だろう。
メンバーは、清宮幸太郎内野手を筆頭に、北山亘基投手、北浦竜次投手、田中瑛斗投手、山本拓実投手、長谷川威展投手の同学年6人組。
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同世代6人がファイターズガールの衣装に扮し、ダンスを披露した。そのクォリティは非常に高く、かつ普段のプレーシーンとはまた違った選手の顔を見られることで、ファンも大盛り上がりとなった。
開催から時間が経過した今でもいまだその余韻にひたるファンも多く、大きなインパクトを残している。
そして、この同学年組は、「本業」である野球面でも非常に期待される選手ばかりだ。
”リーダー”の清宮は言うまでもなく、将来のチームの主軸を担う1人。今季は4番として活躍が期待されながらも、シーズン序盤に怪我で離脱。打率.244、10本塁打、41打点と、満足する成績を残すことができなかった。
この清宮に加え、野村佑希内野、万波中正外野手の「KJM砲」は、新庄剛志監督も大いに期待を寄せている。
ライバルとも言える野村、万波は先日行われたアジアプロ野球チャンピオンシップ シップで代表メンバー入りを果たしたほか、万波に至っては今季シーズン終盤まで本塁打争いを繰り広げ、最終的にキャリアハイとなる25本塁打をマークするなど飛躍の年ともなった。
それだけに、ライバルたちに負けじと清宮の来季へかける思いも強く、より一層の活躍が期待される。
そして先発ローテーションの一角を務める存在として期待が高まるのが、北山だ。
昨年の”開幕投手”を務めた右腕は、今季序盤に中継ぎから先発に転向。
先発として11試合に登板し6勝(5敗)をマークした。
だが、夏場以降スタミナ面がネックとなり、8月3日のロッテ戦での登板を最後に1軍での登板はなかった。
来季はシーズン通してローテーションを守れる体力に加え、課題とされている制球力を磨けば2桁勝利も見えてくる。
北山と同じく先発ローテーション入りを狙うのが、田中だ。
今季は1軍登板はシーズン終盤のわずか2試合のみに終わったが、制球面など投球全体にさらなる磨きをかけ、来季こそは1軍の舞台での活躍が期待される。
また中継ぎとして期待されるのが、北浦、山本、長谷川の3人だ。
左の速球派として貴重な戦力となっている北浦は、今季シーズン終盤に昇格、12試合に登板し、防御率3.09とまずまずの成績を残した。
来季こそはシーズン通して結果を残し、ブルペンを支える戦力となってほしい。
北浦と同じく中継ぎサウスポーとして活躍が期待されるのが、長谷川だ。
プロ2年目の今季は春先に一度登録されたものの、わずかな期間で抹消。
その後はファームで登板を重ね、シーズン終盤に再登録され、最終的に9試合で防御率1.08の成績を残した。
なかなか一軍でのチャンスは掴めなかったものの、ファームでは8勝を挙げ、イースタン・リーグ最多勝利投手賞も獲得した。
実力はあるだけに、あとは結果を残してアピールし、1軍の舞台で登板を重ねるだけだろう。
そして、今季中盤からブルペン陣を支える活躍をしたのが、山本だ。
6月にトレードで中日から加入すると、7月に入りすぐさま1軍に登録された。
その後は、試合展開やイニング問わず様々な場面で投げ、26試合登板をマーク。
加入後はフル回転でチームの投手陣を支えてきた。
移籍2年目となる来季もフル回転を誓っている。
チームでは今オフ、オリックスから山崎福也が加入するなど戦力の上積みも着々と図られている。プロ入りから注目を集め続けてきた清宮も来季はプロ7年目といよいよ勝負を賭ける年となる。この世代が中心選手としてフィールドを暴れまくる姿をファンも期待している。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]