トッテナム、1月のMFホイビュルク売却は考えず?…中盤の“駒不足”を懸念か

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 トッテナムが1月の移籍市場における戦略を変更する可能性があるようだ。。29日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 昨シーズンのプレミアリーグで8位に低迷したトッテナムは、今夏に就任したアンジェ・ポステコグルー新監督の下で攻撃的でアグレッシブな新たなスタイルのサッカーを展開。直近では3連敗を喫しているものの、今シーズンはここまで13試合を消化し勝ち点「26」の5位につけている。

 オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンやイングランド代表MFジェームズ・マディソンら新戦力や、新たにキャプテンに就任した韓国代表FWソン・フンミンが躍動するなか、新体制で出場機会を減らしている選手もいる。2020年夏の加入以降、中盤の主軸として存在感を放っていたデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルクもその1人で、今シーズンのリーグ戦でのスタメン起用はわずか2試合のみ。新監督の信頼を掴むことができていない。

 ユヴェントスやアトレティコ・マドリードなどが関心を寄せていることもあり、1月に幕を開ける冬の移籍市場での退団も噂されているホイビュルク。しかし、今回の報道によると、トッテナムが同選手に対する他クラブからのオファーを拒否する可能性が高まっているという。ポステコグルー監督率いるチームでは、長期離脱から復帰したばかりのウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールが直近の試合で足首を負傷。また、来年1月から2月にかけてはアフリカネーションズカップが控えており、マリ代表MFイヴ・ビスマやセネガル代表MFパペ・マタル・サールがチームを離脱することが予想されている。
 
 こうしたことから、クラブ内では年明けにかけての中盤の“駒不足”への懸念が強まっているとのこと。売却候補と見られていたホイビュルクについても、MFの人員を補うべく1月の残留の可能性が高まっているという。また、同じような理由から下部組織出身のイングランド人MFオリヴァー・スキップもチームに留まる見込みと報じられている。