資料:山口地方検察庁

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公共工事の情報を業者に提供した見返りにプロ野球観戦チケットを受け取ったとして山口地検は、防府市の職員を収賄の罪で在宅起訴しました。(処分は2日付け)

収賄の罪で在宅起訴されたのは防府市上下水道局下水道課技術補佐の村田英樹被告47歳です。

起訴内容によりますと、村田被告は防府市の土木工事会社の社長に上下水道局が発注する工事に関する資材の単価情報を教えた謝礼として、福岡市内でプロ野球観戦チケットなどを受け取ったとされています。

犯行は村田被告が防府市産業振興部農林漁港整備課に在籍していた期間も含め、おととし(2021年)からことし5月末までに11回に渡って行われ、あわせて10万円相当とされています。(10万4128円)

職員の起訴を受け、防府市の池田豊市長は「法を守るべき立場にある市職員としてあるまじき行為であり、市民の皆様の信頼を失墜させたことは誠に遺憾であり深くお詫び申し上げます」としています。

また、贈賄側の会社役員・石丸宏明被告も今月2日付で起訴されています。