ミニマリストで整理収納アドバイザーのおふみさんが、シンプルに心地よく暮らすコツをご提案。今回は、今の季節にあると便利なファッションアイテムについて。おふみさんが愛用している、おしゃれで暖かいアイテムを3つ紹介していただきました。

スイッチシーズンの体温調節にぴったりの3アイテム<おふみの暮らし絵日記・第3回>

秋が苦手です。
昨日は真夏のように暑かったのに今日は冬の始まりみたいに寒い、というように温度差が激しいので服装で失敗しがちというのは大きな理由のひとつ。

しかも服選びに失敗すると風邪をひいたり体調に直結してしまいます。うまく服装選びをしたいと長年思ってきました。

今年の秋は温度調節しやすい羽織をワードローブに加えたことで、ぐっと暮らしやすくなりました。買ってよかった2着の羽織と、常備すると安心のアイテムを紹介します。

 

●1:何段階も温度調節できるシャツ

青と白のストライプシャツを購入したのですが、これが優秀で何段階も温度調節できるのです。

腕から手首にかけて袖の部分に3か所ボタンがあり、全部閉めれば普通のシャツとして、全部外せば腕を見せる羽織になります。

暑いときにはたすき掛けにしておいて、気温が下がってきたら羽織る、というような使い方をよくしていて、お守りのような存在に。
半袖では少し肌寒いけれど長袖だと暑い場面では、腕から下の風通しがよく涼しく着られます。全部閉めれば暖かく過ごせます。

日中は夏のように暑いけれど夜は寒い秋口にぴったりで、一日中出かける日には何度もこの服に助けられました。ちなみにgreen label relaxingのものです。

 

●2:「空気がなによりの断熱材」と感じたチュールワンピース

この世でいちばん好きだったコンテンツの終焉を見送るために、9公演ほどライブに参加しました(これが最後なので…)。

会場近くでホテルを取っていたのですが、おしゃれしつつも服の数は減らしたいところ。秋の始まりで暑い日もあれば台風が来て10度近く温度差がある寒い日もありました。また会場はステージに近いとライトや炎の演出でかなり熱く、遠いと寒い、激しい曲ではみんな踊るので灼熱に、バラードでは気温が下がり、開場前は寒くて公演中は暑い、という具合にかなり温度差の激しい環境。

そんな中、長袖のチュールワンピースが便利でした。

建築環境学の授業で、空気はトップレベルの断熱材だと習いましたが、それを実感しました。チュールワンピースは透けているので寒いかと思いきや、長袖の状態で着ると空気の層が生まれて想像以上に暖かかったです。

薄い素材なので上までグッと腕まくりしやすく、熱くなったら脱がずとも腕まくりするだけで温度調節に。しかも中にライブTシャツを着たときに適度に透けるので、ライブ後にお店に入ったりと人目につくときに、ライブ感が出すぎないのもよかったです。

もちろんライブが終わってからも普段のおしゃれ着として愛用しています。

●3:アームカバーをカバンに忍ばせておけばお守りに

強い風が吹いたり、急に雨が降ってきたり、羽織だけで調節しようとしても想像以上に寒い場合がありますよね。

そんなときに助けられるのがアームカバー。

本来は日除けが主目的だと思いますが、温度調整にも役立ちます。つけるだけでかなり暖かく感じます。

くるくる丸めておけば手のひらサイズでコンパクト、軽くてバッグの場所も取りません。
真夏でも屋内は冷房が強くて寒さを感じる場面が多いので、いつでも持ち歩くように。100円ショップで買ったものですが、本当にいい買い物でした。つけ外しできる袖がお守りになり、出先で寒すぎて服を買うようなことがなくなりました。

 

季節は毎年めぐるもの、苦手な季節が減らせたら気分良く過ごせる期間を増やせます。
温度調節問題を解決したら、少しだけ秋への苦手意識が減ったように思います。
まだ暑い日もある今日この頃、服選びに迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。