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外国車の輸入販売などの事業を展開している「タジマモーターコーポレーション」(本社:東京都中野区)とその創業者である⽥嶋伸博さんが廃棄物処理法違反(焼却禁止)の罪に問われた刑事裁判で、長野地裁松本支部は10月17日、無罪判決を言い渡した。

海外の自動車レースでの優勝経験があり、「モンスター」の異名を持つ田嶋さんは2021年4月、タジマモーター関連会社の代表者(当時)と共謀し、長野県大町市で木くず約41.8キロを焼却したとして、廃棄物処理法違反の罪に問われた。

検察側は「(田嶋さんから)焼却の指示があった」として罰金30万円(会社には罰金50万円)を求刑したが、田嶋さん側は「共謀しておらず、焼却に関与していない」と無罪を主張していた。

長野地裁松本支部は、田嶋さんの指示だったと証言した関連会社の代表者(当時)の供述の信用性に「疑問を生じさせる事実が少なからず存在する」と判断した。

タジマモーターは「今回、裁判所の審理を通じて、⽥嶋及び弊社の違法焼却に対する関与がないことが認められたことについては⼤変嬉しく思うと同時に、⽥嶋及び弊社の社会的信⽤を回復する第⼀歩になるものと考えております」とコメントしている。