目に見えて構造物ができていきます!

擁壁工事から着手 そしてトンネルへ

 東京都建設局 南多摩東部建設事務所は2023年9月29日、4車線化工事が進む南多摩尾根幹線道路のなかでトンネルが新設される稲城市〜多摩市境区間について、トンネル工事に先行して着手した擁壁工事に関する説明会資料を公開しました。


南多摩尾根幹線道路の多摩市内。暫定2車線のため、このように巨大な中央分離帯が存在する(乗りものニュース編集部撮影)。

 南多摩尾根幹線道路は、調布市の多摩川原橋から稲城市、多摩市、八王子市を経由して町田市小山の町田街道に接続する約16.5kmの都市計画道路。多摩ニュータウンの造成とともに建設されましたが、多くの区間が暫定2車線のままで、巨大な中央分離帯を残しています。この4車線化事業区間のうち、稲城市〜多摩市境については現道と別ルートで約1.8kmの「稲城多摩トンネル(仮称)」がつくられることが決まっています。

 今回はその前段階として、トンネルの東側坑口部で擁壁工事に着手。トンネルを含む「尾根幹東」区間およそ4kmの事業期間は2029年までとなっていますが、トンネルについては時間がかかることから、先行して進めるということです。

 同区間に続く西側、「尾根幹西」区間およそ5.5kkmも、4車線化工事が進められています。