リーズ移籍が取り沙汰されている田中。(C)Getty Images

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 ドイツ2部のデュッセルドルフに所属する田中碧が、イングランド2部リーズへの移籍に近づいているようだ。

 英紙『Mirror』が8月28日、「リーズ、ジュード・ベリンガムと比較されるワールドカップのスター獲得に近づく」と題した記事を掲載。「リーズは昇格を目ざして中盤の補強にサインしたいと考えており、日本代表とデュッセルドルフのスター選手、アオ・タナカに狙いを定めている」と報じた。

 同紙は「ドイツのメディア『BILD』の報道によると、タナカはブンデスリーガ2部のクラブを離れる用意ができているようで、トップチームのシュツットガルトも興味を示しているが、最終的にはリーズの高額入札が勝つ可能性があるようだ。タイラー・アダムス、ブレンデン・アーロンソン、マルク・ロカ、ウェスト・マッケニー、アダム・フォーショーが退団したため、中盤の補強を切望している」と伝えている。

「シュツットガルトは最近、タナカに対してボーナス込みで約230万ポンド(約4億円)のオファーを提示したが、デュッセルドルフはこれを拒否した。リーズはドイツのジュード・ベリンガムと比較される24歳の獲得に、より大きな入札を行なったと考えられている」

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 記事は、「現段階では合意には至っていないが、報道によると、デュッセルドルフのクラウス・アロフス監督とスポーツディレクターのクリスティアン・ウェーバーが、シュツットガルトの入札額を上回る金額の契約をまとめるべくリーズと協議を行っているという。田中の知名度はカタールW杯中に高まり、日本の成功に極めて重要な役割を果たした」と続けている。

「彼はスペイン戦で決定的なゴールを決め、日本がグループ1位で決勝トーナメント進出を獲得するのに貢献した。その過程で、日本は田中の第二の祖国であるドイツを排除した」

 そして、「ドイツで彼は、今夏にレアル・マドリーに加入した元ボルシア・ドルトムントのMFベリンガムと比較されている」と綴っている。

「ベリンガムと同様、タナカは守備と攻撃のインターセプトに優れ、攻撃面でも貢献するボックス・トゥ・ボックスのMFである。『Bundesliga.com』の特集では、デュッセルドルフのリーダーで、ボールを持って前進し、守備を突破し、決定的なゴールを決める能力を持った同選手を称賛した」

 英国では、田中上陸の期待が高まっているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部