元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が21日、YouTubeチャンネル『アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】』で公開された動画「【vol.2】正直、日本の野球は見下していましたね/メジャー選手のプライドが打ち砕かれた日/最初のチームが巨人軍じゃなくて良かったよ」に出演。自身がなかなかメジャーに昇格できなかった理由を自己分析した。

アレックス・ラミレス氏

○■ラミレス氏、DeNA監督をして得た“気づき”とは

現役時代、6年間のマイナー生活を経て、メジャーリーグに昇格したラミレス氏。「それまでにもAAAにいたときに、(打撃の)調子がいいからメジャーに上がれると期待をすることも時々あった」のだが、当時の監督から見て、守備がメジャーの水準には達しておらず、代わりに他の選手が昇格するという経験を何度もしたと振り返る。

そして、「これはDeNAで監督をしたときに腑に落ちたのですが……」と切り出し、「外野手が必要なときにすでに先発メンバーはそろってる。チームは外野の全ポジションを守れる選手が欲しい。後半の大事なイニングに守備固めとして呼べる選手が欲しいんです。先発メンバーではなく、バックアップの選手が欲しいんです」と、監督目線で解説。

その上で、「AAAの中から、日本なら2軍の中から適任の選手を選ぶ。そして監督が必要な選手を決めて、1軍に引き上げます。選手はなぜだろうと思うけど、先発選手じゃなくて、守備固めに使える選手が必要」と、自身がなかなかメジャーに昇格できなかった理由を自己分析していた。