次期スマートウォッチ「Google Pixel Watch 2」と見られる製品がFCCを通過!新バンドも販売か

米連邦通信委員会(FCC)は12日(現地時間)、Googleの未発表なワイヤレスデバイス「GD2WG」および「GC3G8」、「G4TSL」が2023年7月27日(木)付で認証を順取得していることを公開しています。FCC IDはGD2WGが「A4RGD2WG」、GC3G8が「A4RGC3G8」、G4TSLが「A4RG4TSL」。

各製品はFCCではA4RGD2WGとA4RGC3G8が4G LTEと無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth、A4RG4TSLがWi-FiとBluetoothで認証を取得しており、公開されている資料ではそれぞれが各種素材のバンド(ストラップ)をテストしていることが示されているため、次期スマートウォッチ「Pixel Watch 2」(仮称)だと見られます。

なお、携帯電話ネットワークの対応周波数帯はA4RGD2WGがBand 2および4、5、12、13、17、25、26、66、71、A4RGC3G8がBand 5および7で認証されており、A4RGD2WGがアメリカなどのグローバル向け、A4RGC3G8の対応周波数帯がかなり少ないことから前機種「Pixel Watch」と同様に日本向けとなるのではないかと予想します。

またテストされているバンドはアクティブバンド(プラスチック製)およびメタルメッシュバンド、メタルリンクバンド、メタルスリムバンドとなっており、Pixel Watch向けのアクティブバンドおよびメタルリンクバンドだと見られますが、Pixel Watch向けにはないメタルメッシュバンドなどの新しいアクセサリーが用意される可能性がありそうです。


Pixel Watch 2はGoogleが「Made by Google」として自社ブランドで開発・販売している「Pixel」ブランドの次期スマートウォッチで、Pixel初のスマートウォッチとなった前機種のPixel Watchの後継機種となります。現時点ではグローバル向けを含めて未発表なため、詳細は不明ですが、今秋以降に発表・発売されると見られています。

また噂では新しいQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon W5 Gen 1」を搭載するほか、電池容量も306mAhバッテリーとなり、Pixel WatchのSoC「Exynos 9110」(Samsung製)よりも省電力化して電池容量も294mAhから増量されたことによってバッテリー持ちが良くなるとされています。一方、ディスプレイはPixel WatchはBOE製パネルでしたが、Pixel Watch 2はSamsung Display製となるとのこと。

ただし、解像度やベゼル幅といった点はそのままで変わらないと言われています。その他にもより詳細な位置情報を取得できる近接通信規格「UWB」に対応するとされていますが、少なくとも今回のFCCの認証ではUWBについては取得されていませんでした。ただし、FCCなどの各種認証は後から認証を追加することは可能ですので、実際の製品はUWBに対応する可能性はまだあると思われます。




記事執筆:memn0ck


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