ハーフタイムに主砲のハーランド(左)を公然と叱責したのがグアルディオラ監督だ。(C)Getty Images

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 驚きのシーンだった。

 現地8月11日に開催されたプレミアリーグの開幕戦で、昨シーズン王者のマンチェスター・シティは、クラブOBのヴァンサン・コンパニが指揮を執る昇格組のバーンリーと対戦。3−0の快勝を収めた。

 開始4分にエースのアーリング・ハーランドが決めたボレー弾で幸先よく先制したシティは、36分にもそのノルウェー代表FWが圧巻の一撃を叩き込んで加点。2点をリードして、前半を終える。

 すると、ジョゼップ・グアルディオラ監督がハーランドの元に近寄り、厳しい口調で叱責したのだ。その模様を写していたカメラを手で払いのけるほどの怒り心頭ぶりだった。ただ、主砲も指揮官の方をまったく見ることなく、途中まではほぼ無視。最後は激しく何かを言い合って、ドレッシングルームに引き上げている。

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 いったい何があったのか?英紙『Mirror』によれば、ハーランドは試合後にこう打ち明けている。

「毎日集中するように努めているし、ペップと一緒に仕事ができるのは嬉しいといつも言っている。僕はまだ若いので、成長し続けなければならない。これほど学ぶべき人はいないと思う。あの出来事は(前半の)最後の行動から起きたものだった。(パスを出さずに)僕をプレーさせなかったベルナルド(・シウバ)に少し腹を立てたので、彼も僕に少し怒ったんだ」

 ペップの方も、「彼はいつもボールを欲しがる。アーリングはそのボールを望んでいたが、ベルナルドが彼に渡さなかったのは正しかった。彼は2ゴールを決めた。ハッピーだと思う」とコメントしている。

 両者にわだかまりはないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部