Googleが2023年8月2日に、AIが生成した回答を検索結果に表示する「Search Generative Experience(SGE)」に、画像と動画に関する新機能を追加することを発表しました。

3 new things you can do with generative AI in Search

https://blog.google/products/search/google-search-generative-ai-august-update/

Google's AI search tests showing more source links

https://9to5google.com/2023/08/01/google-ai-search-source-links-test/

Googleは8月2日に公式ブログを更新し、AIで生成した概要を検索結果に追加する機能がマルチメディアに対応するようになることを明かしました。これにより、例えば「最も小さい猛禽類の鳥は？」と検索すると、その鳥がどのようなものであるかの画像を見ることが可能になります。

加えて、AIを活用した検索が映像に対応したことで、ユーザーが知りたい情報が動画付きで表示されるようになりました。以下がそのデモンストレーションで、「大理石の汚れを落とす方法」が箇条書きで簡潔にまとめられ、その下にムービーへのリンクまでつけられています。

GoogleのAI検索に追加された動画の要約機能 - YouTube

Googleはこの新機能を1週間以内に追加するとしています。

Googleはまた、情報がどれくらい新しいものなのかが一目でわかるように、AIが生成した概要ボックスの記事へのリンクにその記事の公開日を付けることを発表しました。



IT系ニュースサイトの9to5Googleはさらに、AIがまとめた情報によく目立つインラインソースリンクが加えられているのを発見したと報告しました。これにより、具体的にどの部分がどのサイトからの情報なのかがよくわかるようになるため、AIが提示した情報の追跡や精度の確認が格段に簡単になります。



9to5Googleによると、この文中リンクをつけることができた検索クエリはまだ上記のひとつだけで、ほかの検索結果には追加されなかったとのこと。このことから9to5Googleは、「この機能はまだテストの初期段階だと思われます」と述べました。

Googleはこのほか、AIが概要欄を生成するのに要する時間を半分へと大幅に短縮したことも明かしました。