進学や資格取得など、大きな目標に向かって、毎日毎日勉強を続ける日々はとても苦しいものです。

そこで本記事では、やる気が出ないと悩んでいるときや、ネガティブな気持ちになってしまったとき、うまく努力できず落ち込んでいるときなどに、心に響く名言を厳選。歴史上の偉人やスポーツ選手、著名人の思いが詰まった短い言葉で、頑張るあなたを応援します。

進学や資格取得など、受験を控えて勉強している人にぴったりの名言を紹介します

【勉強の名言】やる気を高める名言

毎日机にかじりついて、来る日も来る日も勉強ばかり。そのような日々に疲れがたまってきていませんか。

やる気を継続させるのはなかなか難しいものですよね。そこでこの章では、勉強のやる気を向上させてくれる名言を紹介します。

○真剣だからこそ、ぶつかる壁がある(松岡修造)

元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんの名言です。松岡修造さんはポジティブな発言が有名で、力のある言葉に勇気がもらえます。

勉強中に分からない問題で手こずったり、思うように点数が取れず悩んだりすることはよくあるでしょう。

悩めば悩むほど、苦しく悔しい思いをしますが、それは真剣だからこそ感じる思いであると松岡さんは言います。

苦しいことがあったときはこの名言を思い出し、「悩んでいるのは、真剣に向き合っている証しだ」と自分を褒めてあげてください。

○小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道(イチロー)

元メジャーリーガーのイチローさんの名言です。2004年にメジャーリーグの年間安打記録を破った際の記者会見で語られた言葉です。

大きな目標を達成するには、小さなことを一つずつ積み重ねて、丁寧に進んでいくことが大切であるということでしょう。

メジャーリーグで活躍した、超一流選手であるイチローさんの言葉だからこそ、説得力がある名言です。

○100点は無理かもしれん。でもMAXなら出せるやろ(松本人志)

お笑い芸人の、ダウンタウン・松本人志さんの名言です。松本さんはいくつものレギュラー番組を持ち、毎日のようにテレビに出演している、言わずと知れた人気芸人です。

これは、「自分が思う100点は他の人から見たら80点だったり、70点だったりするかもしれない。しかし、自分のMAX、つまり全力であれば出せる」という意味を持ちます。

他人の評価ばかりを気にして落ち込む前に、自分の全力を出し切って一生懸命頑張ろう、自分に自信を持とう、という価値観だと考えられます。

○最善を尽くしたことを後悔した人は誰もいない(ジョージ・ハラス)

これは、元アメリカンフットボールの選手で、NFLシカゴ・ベアーズの創設者として知られるジョージ・ハラスの名言です。

努力を続けていると、「これだけ頑張って結果が出なかったらどうしよう」と不安になることがあります。

もちろん結果を出すことは大切なことです。しかしこの名言には、どのような結果になろうと全力を出し切れば、後悔することはないという見解が示されています。

○有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする(ジョージ・バーナード・ショー)

続いて紹介するのは、劇作家であるジョージ・バーナード・ショーの名言です。彼はイギリス出身の劇作家で、イギリス近代演劇を確立したといわれています。映画『マイ・フェア・レディー』の原作である『ピグマリオン』などを手掛けました。

この名言は、口を動かすよりも、行動することが大事という意味です。

できないと嘆く前にノートを開いてみたり、先生に質問してみたりするのがいいでしょう。

○行動を伴わない想像力は、何の意味も持たない(チャールズ・チャップリン)

続いては、喜劇俳優・映画監督であるチャールズ・チャップリンの名言です。チャップリンは喜劇の王様と呼ばれ、歴史にも名を残すほどのエンターテイナーです。

「想像しているだけでは何も生み出せない。想像だけにとどまらず、行動に移してみよう」という意図の言葉です。

チャップリンは幼いころ、父の死や母の病気から貧しい生活を送っていました。恵まれない境遇ながらも、行動を続けることで、今もなお人々の心を動かす映画を作り出したチャップリン。そんな彼だからこそ、結果は行動の先にしかないと知っていたのでしょう。

○献身こそ夢を現実にする(コービー・ブライアント)

数々の伝説を残してきた、元NBAのバスケットボール選手であるコービー・ブライアントの名言です。彼は、その献身的な姿勢や忍耐力も評価されていました。

自分だけのための、利己的な思いだけではなかなかモチベーションを維持するのは難しいでしょう。一方で、周りのために頑張れる人には協力者も現れ、回り回って自分のプラスとなるはずです。

なぜ頑張りたいのか、そのビジョンがどう周囲や社会につながるのかを考えつつ、周囲への感謝を忘れずに努力を続けていきましょう。

【勉強の名言】前向きに頑張れる名言



一人で黙々と勉強をしていると、ふと「どうせ自分なんて」「やっても無駄なんじゃないか」など、ついネガティブな感情が湧いてくることもあるでしょう。

そこで、明るく、希望に満ちた気持ちで勉強に臨めるような、前向きな名言を紹介します。

○このひと月、頑張れるか頑張れないかが一生を決めるよ(林修)

続いては、予備校講師兼タレントである林修さんの名言を紹介します。

この言葉の後には、「ひと月頑張れると、1年頑張れる。1年頑張れる人は、10年頑張れる。10年頑張れるっていう人は、大体一生頑張れるんです」と続きます。

もちろん合格するという結果は大切です。しかし本当に大切なのは、「私は一カ月、こんなにも頑張ることができた」という経験です。全力を出し切って努力した経験は、きっと一生の自信になるはずです。

将来、何かの壁にぶつかったときに、「私は受験のとき、あんなに頑張れた。だから今回も大丈夫」と思えるよう、今は精いっぱい自分の力を出し切りましょう。

○失敗したからって何なのだ? 失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか(ウォルト・ディズニー)

アニメーター・実業家の、ウォルト・ディズニーの名言です。彼は言うまでもなく、ディズニーランドや、ディズニー映画の生みの親です。

勉強をしていると、テストで答えを間違えてしまったり、問題を解けなかったりと失敗が連続することもあるでしょう。しかしディズニーは、失敗したからといって落ち込まず、また挑戦すればいいと言っています。

目標をかなえるために、失敗を恐れず常にチャレンジを続けましょう。

○どんな人だって成功できる。自分に何度もこの言葉を言い聞かせていれば、絶対に成功できる(ジョン・レノン)

元ビートルズのメンバーで数々のヒット曲を世に送り出してきたミュージシャン、ジョン・レノンの名言です。

何よりも自分を信じることが成功への道しるべであるとのメッセージが込められています。

自分の力を疑わず、「自分はできる」と言い聞かせて行動に移しましょう。ここぞというときに、本来の力を発揮できるはずです。

○過ちて改めざる、これを過ちという(孔子)

中国古代の思想家で儒教の祖である孔子の名言です。

これは、間違いを正さないことが、間違いであるという意味です。できないことがあるのは仕方のないことですが、できるように工夫せず諦めることのほうが、良くないことであると孔子は言っています。

分からなかった問題、間違えてしまった問題があっても、悲しんだり恥じたりする必要はありません。間違いを素直に認め、そして学ぶことが、自分の知識となります。

○苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ(ウィリアム・ジェームズ)

アメリカの心理学者・哲学者のウィリアム・ジェームズの名言です。実験心理学に大きく貢献したとして知られています。

この名言は、苦しいことがあっても逃げず、立ち向かおうという意味を持ちます。

分からない問題があると、苦しくて逃げたくなります。しかし、逃げても問題が解決することはありません。それどころか、問題が解けないまま本番を迎えてしまい、もっと苦しい思いをする可能性があります。

そのような状態を避けるために、逃げずに立ち向かうことが、結果幸せにつながるという意図が込められています。

【勉強の名言】努力量を上げる名言



次は、もっと努力しようと思わせてくれる名言を紹介します。

○今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる(稲盛和夫)

京セラやKDDIの創設者として知られる、実業家・稲盛和夫さんの名言です。

この言葉には「今までの結果に満足できなくても、まだ諦めなくていい。自分の努力次第でこれからいくらでも未来を変えていける」というメッセージが込められています。逆に今努力しなければ、将来後悔してしまうかもしれません。

今自分にできる、最大限の努力をしましょう。

○謙虚な姿勢で練習に臨み、努力を続ければ、結果は自然と生まれる(クリスティアーノ・ロナウド)

プロサッカー選手であるクリスティアーノ・ロナウドの名言です。彼はワールドカップでも大活躍で、サッカー好きなら誰しもが知っている有名選手です。

この名言は、コツコツと努力を重ねることが、結果につながるという意味を持っています。

また、常に謙虚でいることも大切です。教えてもらったらお礼を言ったり、分からないところは素直に質問したりすることが、良い結果へと導いてくれるでしょう。

○努力はうそをつく。でも、無駄にはならない(羽生結弦)

続いては、フィギュアスケート選手である羽生結弦さんの名言です。彼はオリンピックで金メダルを獲得し、日本中に感動を与えてくれました。

努力をしているのにすぐに結果につながらないことは誰にでもあります。しかし、すぐに結果につながらなくても、その努力は決して無駄になることはなく、確実に自分の力になるという言葉です。

人はすぐに良い結果が出ないとやる気を失ってしまいがちですが、それでもきっと、努力をする前よりも前進しているはずです。結果だけにとらわれず、努力を続けましょう。

○努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない(王貞治)

続いては、元プロ野球選手の王貞治さんの名言。野球好きなら誰もが知っている伝説の選手です。

努力と一言で言っても、さまざまな方法があります。なんとなく勉強しているだけで、自己満足な勉強では意味がありません。

結果が出ないのであれば、何が、どう足りないのかをしっかり考えて、最適な努力をすることを心掛けましょう。

○石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない(松下幸之助)

続いての名言は、パナソニックの創業者である、実業家・松下幸之助さんの名言です。

この名言は、ただがむしゃらにがんばるだけではなく、より短期間で習得しようと思うこと、努力の質を高めることが重要であるという意味が含まれています。

一般的には何代にもわたって会社を育てる人が多い中で、松下さんは一代で大企業を築き上げました。人一倍のスピードで成果を出した人の言葉だからこそ、説得力があり心に響きます。

○誰よりも、三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ(野口英世)

続いて紹介する名言は、歴史上に名を残す細菌学者、野口英世さんの名言です。野口さんは2004年から発行が開始された現行の千円札にも肖像画が印刷されており、日本で生活する人であれば、誰もが一度は顔を目にしたことがあることでしょう。

天才と呼ばれるような優秀な人は、生まれながらに才能に恵まれているわけではなく、見えないところで人一倍、地道に努力しているという意味が、この言葉には込められています。

お札に顔が印刷されるほどの偉業を成し遂げた人の言葉であるため、説得力があります。この名言に倣って、今の3倍、4倍と勉強量を増やしてみるのもいいでしょう。

○勉強に行き詰まったら、先輩の思いが込められた一言でモチベーションアップを

スポーツ選手や歴史上の偉人など、さまざまな活躍をした先輩たちの名言を紹介しました。

毎日コツコツ勉強を続けて、努力を重ねることは大変です。勉強に行き詰まってしまうときもあるでしょう。そのようなときはこれらの名言を思い出し、モチベーションを高めてみてください。