ポステコグルー監督(右)に賛辞を贈ったリカルド・ロドリゲス。(C)SOCCER DIGEST

写真拡大

 日本で対戦した指揮官は、アンジェ・ポステコグルー監督の成功を信じている。

 セルティックでこの2シーズンのスコットランドを支配したオーストラリア人指揮官は先日、トッテナムの新監督に就任した。プレミアリーグ初挑戦への期待と重圧は大きい。

 Jリーグで対戦した経験のある前浦和レッズ監督のリカルド・ロドリゲスは、かつて横浜F・マリノスで指揮を執ったポステコグルーの活躍に太鼓判を押した。

 英紙『Mirror』で、ロドリゲスは「プレシーズンで2回、彼のチームと対戦したが、苦しんだ。エネルギーがすごく、プレスをかけてきて、止めるのが難しかった」と振り返っている。

「私は浦和、彼はマリノスで、彼のチームは成熟したレベルだった。我々は始めたばかりで、彼は『自分たちが勝ったが、続けるんだ。良い進歩をしている』と言ってくれた」

「彼のメンタリティを感じることができる。ジョゼップ・グアルディオラが日本でマリノスと対戦したときに、彼がポステコグルーのことを称賛していた理由が分かるだろう。勝つことだけじゃない。サポーターにどういう感情を与えるかということでもあるんだ」
 
 ロドリゲスは「日本で彼は非常に良い仕事をした。1年目は基礎をつくり、時間がかったが、2年目は素晴らしかった。1試合平均2ゴール以上で、すごいポゼッション。メンタリティやマインドセット、プレーのやり方を変えた」と続けている。

「多くのタイトルを獲得したチームたちとも対戦したが、ポステコグルーは打ち破った。セルティックと契約したシーズンもうまくやっていて、素晴らしいメンタリティをつくっていたんだ」

 さらに、ロドリゲスは「オーストラリア代表でも成功し、セルティックでタイトルを獲得した。ただ、とても見事だったのは彼のプレーの仕方だ」と述べた。

「いつも彼らはボールを奪還し、多くのチャンスをつくる。バルセロナ時代のグアルディオラのようだ。ボールを奪い返し、いつも攻撃的。素晴らしかった」

「トッテナムでは4年契約と聞いた。時間が与えられるだろう。成功できると確信しているよ」

オーストラリアから日本経由で欧州に渡ったポステコグルーは、世界最高峰と言われるプレミアリーグでも飛躍を続けるのか。新シーズンが楽しみだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「なんという男」セルティック古橋の公式戦全34ゴール!