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 長年スポーツディレクターを務めクラブを成功に導いてきたマックス・エベール氏がクラブを後にし、その後を受け継ぎ迎えた2022/23シーズンでは激動のときを過ごす事になった、ボルシア・メンヒェングラードバッハのローランド・ヴィルクスSD。シーズン終了後にはすでに「全般的に」「すべて」を分析すると語っていたその言葉通りに、最終的に出された結論は監督交代、SDのサポート人事の増強、人材育成、データ・ビデオにおける分析と、非常に多岐にわたる変化を行うという決断へと至っている。

 ただ・長期的な改善はそれで見込まれるとしてもジェラアルド・セオアネ監督とニルス・シュマットケ有資格部門担当が加わったからといって、即座に来季からの成功が保証されたというわけではない。特にチーム再編成は大きな課題であり、とりわけフランス代表FWマーカス・テュラム、主将ラース・シュティンドル、そしてDFラミー・ベンセバイニといった、パフォーマンス的にも経験値的にも失われた穴埋め作業を行うことは決して容易なことではない。しかもいずれもフリーでの退団というオマケつきなのだ。

 そういった将来性のなかでどのようにして、来季まで契約を残すフロリアン・ノイハウスや、ニコ・エルヴェディらの去就を判断・説得していけるだろう?チーム再建という意味では大きな期待がかかるも、逆に売却となれば相当の移籍金額が見込まれる、クアディオ・コネの去就は?ファルケ監督の下ではチャンスがなかった選手で監督交代から逆襲を狙っている選手は誰か?今回の首脳陣再編成によって、昨年より始まったヴィルクスSD体制の目指す方向性はますます強まることにはなった。そしてこれからはそれを実際にピッチ上で体現するチームづくりに向けた、数々の大きな決断をくだしていかなくてはならない。