原巨人 鬼門の交流戦「パ・リーグ投手恐怖症」を克服できるか キーマンとされる「選手の名前」

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快進撃を続けている秋広(C)CoCoKARAnext 

 「日本生命セ・パ交流戦2023」が30日に開幕する。巨人はパ・リーグ首位のロッテ(ZOZOマリン)と対戦する。

 ここまで25勝15敗(2分け)と貯金10を作り首位をキープするロッテに直近3連敗したチームがどんな戦いを挑むのかに注目が高まっている。

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 キーマンの一人はロマン砲・秋広優人にもある。4月18日に一軍昇格後は29試合で打率・347、4本塁打、16打点と堂々たる成績を残している。現在4試合連続3番で起用されるなど、「新55番」はプロ3年目にしてその才能を大きく開花させようとしている。

 秋広に託されるのは、「パ・リーグ投手撃ち」だ。ここ数年のチームは交流戦の時期になると150キロ超えを常時出すパ・リーグのパワーピッチャーに苦しめられてきた歴史がある。2021年は9位、2022年は10位と下位に低迷。パ・リーグ特有の剛腕との対戦によりフォームを崩し、後のシーズンに響くなど「後遺症」にも悩まされてきたとあって、現在好調な秋広には「一発回答」が求められている。

 また注目対決となりそうなのは、現在ロッテで終盤のリリーバーを務める沢村拓一との対戦にもある。巨人からロッテにトレードで移籍。その後、海を渡り、レッドソックスでも活躍してきた剛腕右腕とヤングジャイアンツの対決は必見となりそうだ。

 ここまでは若手も多く起用しながら、23勝24敗、借金1とリーグ4位の成績。交流戦に向けて原監督は「変えていかなきゃいけない。必要な部分は新しく作っていかなくては」と再びチームをテコ入れしていくとコメント。課題とされる中継ぎ陣の整備やDH起用の選手人選など含め、百戦錬磨の指揮官のタクトに引き続き、注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]