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 現在TSGホッフェンハイムではデンマーク人選手が4人在籍しているが、少なくともそのうち2選手はクラブを後にすることが明らかとなった。既報通りに木曜日にクラブは、正式にカスパー・ドルベリとトーマス・デラニーの退団を発表している。両選手ともに今冬から半年間にわたりレンタルで加入していたが、4年越しのラブコールで加入した前者はCF不在というチーム事情への期待感から、高額サラリーでも迎えられていたものの、明らかにその期待に応えきれておらず退団は予想されていた。13試合でわずか1得点に終わったストライカーについて、「その力を発揮するには時間もかかるものだが、そこで頭部に負傷をおってしまい、シーズン終盤にきても状態は上がってこなかったんだ」とローゼンSDはコメント。

 その一方でかつてブレーメン、ドルトムントでプレーした後者についてはは、足首の骨折で離脱していたグリシャ・プレーメルが復帰したためお役御免であること、またワールドカップで発症した膝の内側側副靱帯の損傷の影響でなかなかチームの助けとなれなかったことも重なり、「トーマスは負傷のためあまり練習ができず加入していた。それでもピッチの内外でリーダーシップを模範的に発揮してくれたよ」とマタラッツォ監督は総括。そのため2025年まで契約を残すセビージャへと帰還することになった。ちなみにニースとの契約を2024年まで残すドルベリとともに、両者ともそのまま古巣に残るか再び新天地に向かうかは不明。ホッフェンハイムでは残る1人のデンマーク人選手、ヤコブ・ブルン・ラーセンの契約も来季までで、そもそも今冬にも移籍候補だったが手術で残留という経緯もあり売却候補。ロベルト・スコフもパフォーマンスが安定せず、こちらも移籍となったとして驚くべきことではない。