カメラの前でポーズを取り、それに応じたキー入力をすることで、あたかもダンスをしているように連続でジェスチャーをして文章をタイピングできる「full-body keyboard(全身キーボード)」を、YouTuberのFletcher Heisler氏が公開しました。

I made a FULL-BODY keyboard! - YouTube

Heisler氏が手旗信号のように腕を振ると、大文字の「H」の文字が入力されました。



さらに、リズミカルに「e」キーを入力。手のひらを開いているときは大文字に、閉じているときは小文字になります。



「l」



1つ前と同じ入力をする時は、ぴょんとジャンプします。



こうして「Hello world!」と入力できました。これが、Heisler氏が開発した全身キーボードです。



全身キーボードは、2022年に開発した「face-controlled keyboard(顔面コントロールキーボード)」が基になっています。



表情でキー入力ができるようになったHeisler氏は、80年代のエクササイズビデオのような動きでタイピングをすることを思いつきました。



全身でアルファベットを入力する方法を模索するHeisler氏。



しかし、体の形で文字を表現するのは難しすぎました。



そんなHeisler氏がたどりついたのが、手旗信号を参考にするというアイデアです。



全身キーボードのコードはGitHubで公開されています。

GitHub - everythingishacked/Semaphore: A full-body keyboard using gestures to type through computer vision

https://github.com/everythingishacked/Semaphore



全身キーボードを取り上げたソーシャルニュースサイト・Hacker Newsのスレッドに降臨したHeisler氏は、Hacker Newsユーザーからの絵文字の入力に対応してほしいといった要望を聞いたり、速記を参考にしてより効率的に入力できるようにしてみてはといった意見に対応したりしていました。