2023年3月30日にTwitterが新しいAPIのプランを発表し、サードパーティーのネットサービスでTwitterと連携していたサービスの運用に大きな影響が出ています。そんな中、サブスクリプション形式でコンテンツを配信できるニュースレタープラットフォームのSubstackで、ツイートの埋め込みが制限されたと報じられました。

Twitter cuts off Substack embeds and starts suspending bots - The Verge

https://www.theverge.com/2023/4/6/23673043/twitter-substack-embeds-bots-tools-api



Substack is creating a Twitter-style feature called Notes

https://www.siliconrepublic.com/business/substack-notes-twitter-news-feed



Twitterにはツイートを埋め込む公式機能が存在しており、ショットを撮影しなくても、特定のツイートを直接表示させることが可能となっています。

しかし、2023年4月6日に突然Substackでツイートの埋め込みができなくなってしまったとのこと。Substackの公式Twitterアカウントは、「Twitterの埋め込みと認証がSubstackで機能しなくなったという報告について調査中です。この問題の解決に積極的に取り組んでおり、さらに情報が明らかになり次第、共有します」と述べています。



ツイートの埋め込みが不可能になった前日の4月5日に、Substackは「Notes」と呼ばれる新しい機能を発表しました。このNotesという機能では、文章や画像やリンクを投稿し、SNSによく見られるようなフィードに表示するというもので、Substackが発表の中で「Notesはおなじみのソーシャルメディアのフィードのように見えるかもしれません」と述べている通り、Twitterに非常によく似たものでした。

ツイートの埋め込み禁止がTwitterの無料API制限によって引き起こされたものかどうかについて、Substackの広報担当者はコメントしていませんが、IT系ニュースサイトのThe Vergeは「Twitterの新しいAPIポリシーの影響を受けるのはSubstackだけではありません」と述べ、SubstackのNotes発表に対する報復である可能性をほのめかしています。

ただし、ツイートの埋め込みが禁止されるまではいかないものの、TwitterのAPIポリシー変更による影響は他のプラットフォームにも見られます。

Twitterは無料APIへのアクセスを遮断するだけでなくTwitterアカウントを利用した外部サービスへのログインも無効化している - GIGAZINE



by Esther Vargas

例えば、オープンソースのウェブサイト構築プラットフォームであるWordPressは、Twitter APIへのアクセスが制限されたことで投稿を自動的にTwitterへ共有できなくなったことを明らかにしました。



また、Twitterアナリティクス関連のサービスを提供しているSocial Bearingは、Twitterの無料APIへのアクセスを取り消されたために運用が不可能になっていると報告しています。