ワイスピ劇中車!ポール・ウォーカーこだわり仕様の「ブライアンのGT-R」|自動車映画史に残る一台がオークションに
【画像】レプリカではなくホンモノ!『ワイルドスピードMAX』に登場したR34 GT-R(写真24点)
著名オークションハウス「ボナムス」に、この日産スカイラインR34 GT-Rの中でも、最も魅力的かつ重要な一台であり、素晴らしいヒストリーと、大きな文化的価値を持つ車両が出品されることとなった。
R34の特徴的なシルエットは、ホンダNSX、トヨタ・スープラ、マツダRX-7といった当時のライバルとは一線を画し、時代を超越したデザインとして評価されている。2.6L 直列6気筒ツインターボエンジン「RB26DETT」が搭載されており、最高出力は約280馬力だ。このエンジンは、当時の日産自動車が開発した最高峰のエンジンの一つであり、ツインターボで高出力を実現しながらも、高い信頼性を誇った。また、R34GT-Rは、4輪駆動システム「ATTESA E-TS」や、アクティブリアステアリングシステム「HICAS」を搭載しており、高い走行性能を発揮した。ATTESA E-TSは、路面状況やドライバーの操作に応じて、前後のトルク配分を自動的に調整するシステムで、高いトラクション性能を実現する。一方、HICASは、リアタイヤの角度を電動制御することで、高い安定性とステアリングレスポンスを実現するシステムだ。
R34の生産期間は3年間と比較的短かったが、サスペンションやボディワークの改良、インテリアのアップグレードなど、さまざまなアップデートが行われた。6速ゲトラグギアボックス、ペダル、ステアリングが調和した魅力的なドライビングエクスペリエンスで、真のドライバーズカーとして高く評価されている。
2002年に第2世代のR34 GT-Rとして製造され、TV2ベイサイドブルーに塗装されたシリーズ2 GTRとしてGT-Rレジストリに登録されたこの車両は、映画『ワイルド・スピード』の伝説的俳優ポール・ウォーカーが演じたブライアンが劇中で乗りこなしたGT-Rだ。
この車は、全世界で3億6000万ドル以上の興行収入を記録した映画ワイルドスピードの第4弾、『ワイルド・スピード MAX』でメインカーとして劇中で活躍した。2009年に公開されたこの映画では、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが、凶悪な麻薬王を逮捕するために手を組んだストリートレーサーを演じている。
映画の中で、ポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーがFBIの車両置き場で、ストリートレースに出場する車を選ぶシーンがある。白いGT-R(実際のポール・ウォーカーの愛車)、赤いR35 GT-R(当時Kaizo Industriesのダリル・アリソンが所有)、そしてこの青いR34 GT-Rの3台を選択する。この車は、ロサンゼルスのコリアンタウンで、ド派手なストリートレースを繰り広げ、映画の中で大活躍する。ブライアンとGT-RはBMW M5とS14日産シルビアを軽々と抜き去るが、ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)の妨害によりレースから脱落する。そしてその後この車は、メキシコ国境を越える密輸に使用された後、ワイルドスピードお得意の爆発炎上の犠牲となる。もちろん幸いなことにスクリーンで炎上している車はレプリカだ。
