NTTドコモ、サウナ体験を通じて温暖化による海洋生物に迫る危機を体感できるイベントを開催中

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 NTTドコモは3月22日〜29日の期間、サンゴやペンギンなど全6種の海の生き物が感じる“暑さ”を体感できるサウナ体験「海とつながるサウナ PRODUCED BY DOCOMO」を、温浴施設「両国湯屋 江戸遊」(東京都墨田区)にて開催している。

●世界気象デーに合わせた体験



 「海とつながるサウナ PRODUCED BY DOCOMO」は、世界気象デー(3月23日)に合わせて行われる。

 女性用フィンランドサウナ「サンゴとつながるサウナ」は、さまざまな生き物のすみかや産卵場所として重要なサンゴ礁において、温暖化によって白化の危機に直面しているサンゴの“暑さ”を感じられる。

 男性用フィンランドサウナ「エンペラーペンギンとつながるサウナ」は、1960年代から2010年にかけて生息地域の年間平均気温が3度程度も上昇し、ひなの生存率が低下している南極のエンペラーペンギンが感じる“暑さ”を体感することが可能となっている。

 女性用ミストサウナ「真珠貝とつながるミストサウナ」では、高水温によってしばしば大量死が発生している、アコヤガイの感じる“暑さ”を体感できる。

 男性用中温サウナ「イタチザメとつながるサウナ」では、もともとは北太平洋に生息していたものの、海水温が10年間で0.1度のペースで上昇したため、本来の生息地域からの移動を余儀なくされているイタチザメの“暑さ”を感じられる。

 「ホッキョクグマとつながる岩盤浴」では、10年間で0.3〜0.4度のペースで気温が上昇し、獲物が獲れなくなっている北極のホッキョクグマが感じる“暑さ”の体感が可能になっている。

 「ウミガメとつながる岩盤浴」は、卵からかえる際の温度によって性別が決まり、温暖化によってメスが増加しオスが減少しつつあるウミガメが感じる“暑さ”を体感できる。

 「海とつながる浴場」では、青色のライティングと音の演出によって、海にいるような感覚を味わえる。

 開催期間中は、「両国湯屋 江戸遊」の入口に「海とつながるサウナ」オリジナル暖簾をかけるとともに、一緒に写真を撮れるフォトパネルや海の温暖化に関する展示などを設置しており、全館で「海とつながるサウナ」を楽しめる。

 会場となる「両国湯屋 江戸遊」の営業時間は、10時〜翌8時30分。