バイエルンへ加わったカンセロ photo/Getty Images

写真拡大

高い攻撃性、中へ絞ってのビルドアップなど、マンチェスター・シティではジョゼップ・グアルディオラの下で世界最高級の右サイドバックと絶賛されてきたジョアン・カンセロ。

カンセロ・ロールなんて用語まで存在していたのだが、今冬にはバイエルンへの電撃レンタル移籍が実現。カンセロは新たな挑戦としてドイツ行きを選んだわけだが、状況は変わりつつある。

バイエルンでのスタートは上々だったが、現在は3試合連続でベンチスタートとなっている。4日のシュツットガルト戦では出番さえ無く、その4日後に行われたパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグも終盤に4分間出場しただけだ。

英『GIVE ME SPORT』は「ほんの数カ月前まで世界最高のサイドバックの1人と考えられていたカンセロにとっては転落劇だ」と取り上げており、現状を不安視している。

バイエルンを指揮するユリアン・ナーゲルスマンはカンセロのことをサイドバックの選手と捉えているようだが、最近は3バックを採用する機会が増えている。その場合は右にキングスレイ・コマン、左にアルフォンソ・デイビスが入れるため、カンセロがベンチスタートになるケースが増えるというわけだ。

パリとの大一番でも4分間しか出番を得られなかったカンセロは、ナーゲルスマンの信頼を勝ち取っていけるのか。同メディアはここ数カ月で状況が大きく変わったと取り上げており、このままでは世界最高クラスのサイドバックとの評価が揺らぐことになるかもしれない。