アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディアフレンズ」(毎週月曜〜木曜11:00〜11:30)。2月14日(火)放送のゲストは、お笑いコンビ・真空ジェシカの川北茂澄(かわきた・しげと)さんとガクさんです。「漫才とコントの違いは?」という質問に対して、真空ジェシカが出した答えとは?


(左から)パーソナリティの坂本美雨、真空ジェシカ(ガクさん、川北茂澄さん)


◆漫才とコントの違い
坂本:私は、お笑いにそんなに明るくないというか。

川北:僕もなんですよ。

ガク:お前は明るくあれ! プレイヤーなんだから。

坂本:それは困りますね(笑)。すごく基本的なことなんですけど、漫才とコントの違いというか。漫才にも設定があったりするじゃないですか? その明確なラインってあるのかな? と思いまして。

川北:そうですね、面白いほうが漫才、面白くないのがコントだと思ってもらえれば。

ガク:全然違いますよ、嘘を教えないでください。漫才とコントにおもしろさの上下はないですから。(ざっくり言うと)センターマイクがあって、立ち話をしているのが漫才。

坂本:形なんですか?

ガク:そうですね。(もっと言えば)その人が素でしゃべっているのが漫才で、演技をしているのがコントなんじゃないですかね。

坂本:でも最近では、漫才中に演技をされることも多いじゃないですか? それは、時代の移り変わりだったりするんですかね?

川北:どうなの?

ガク:僕は別にお笑い博士ではないから(笑)。でも、どんどん自由にはなっているんじゃないですかね。ただ(漫才とコントの違いって)難しいですよね。「M-1グランプリ(以下:M-1)」の感想とかを見ていると「改めて“M-1のコント”を全部見直したら、面白かった」って書かれていて、“M-1をコントだと思っている人もいるんだな”って驚きました。

川北:いますよね。前にネットニュースで、ダウンタウンさんが“ギャググループ”って書かれていましたから(笑)。まだ、ギャグだと思っている人もいるのかと。

坂本:すごい(笑)。

ガク:そう。年齢が結構上の方とかは、ボケのことをギャグって言ったりされますね。

川北:渡辺リーダー(コント赤信号・渡辺正行さん)とかね。

ガク:そうだね(笑)。ネタ見せとかでよく言われるね。

◆結成当初はコントがメインだった!?

坂本:真空ジェシカは、ずっと漫才ですか?

ガク:最初はコントを結構やっていて、5、6年目くらいで漫才にシフトしました。

坂本:それは何か(シフトする)きっかけがあったんですか?

川北:コントって大変なんですよ。荷物が多かったりとか。

ガク:(ネタをするための)衣装とか小道具とかがたくさん必要なんですよ。

坂本:よく使いますよね。

川北:あと、リハーサルも結構ちゃんとやらないといけないんですけど、漫才はそれがあまりないですね。

ガク:マイクだけ用意してもらえればできるので。コントだと事前に台本を送って、音響や照明の確認とかが必要になってくるんです。ただただ“そんな大変なことはやりたくないな”っていうことで(笑)。

坂本:フットワーク軽くやっていきたいという。

川北:もちろん。

ガク:漫才だったら、その場でネタを決めることもできますからね。



<ライブ情報>
3月23日(木)真空ジェシカ寄席「寄席崎心中」、3月24日(金)真空ジェシカ漫才ライブ「二人同時漫才」の開催が決定しています。詳しくは公式Webサイトまで。 https://www.p-jinriki.com/news/2023/03/006094.php

3月6日週のゲストは、3月6日(月)いきものがかり水野良樹さん、3月7日(火)サニーデイ・サービス曽我部恵一さん、3月8日(水)阿部真央さん、3月9日(木)平原綾香さんです。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディアフレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週月〜木曜11:00〜11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/