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 セルヒオ・ラモスが木曜、これまで180試合に出場してきたスペイン代表から引退することを発表した。2度のユーロ制覇、さらにワールドカップ優勝も果たすなど、華々しい足跡を残したセンターバックだが、自身のツイッターにて明かしたところによれば「ルイス・デ・ラ・フエンテ監督から、僕が今後どのようなプレーをしてもオプションにはならないと告げられた」という。つまりはスペイン代表に別れを告げる時が来たということであり、「もっと先まで続け、もっと後味の良い形での終わり方を希望していた」が「残念な気持ち」のままユニフォームを脱ぐ。「できれば自分自身の決断、もしくはパフォーマンス面でこの度を終えたかった」

 ただ新たに就任した新監督としては、おそらくは年齢面が引っかかっていたようで、「直接聞いたわけではないけど、でも確かにそれは感じた」とラモス。円満な別れとはあまり聞こえてはこないが、しかしそれでも「サッカーは常にフェアというわけではない」し、「サッカーだけではない」と含みを持たせた言葉を続けながら、この決断を受け止めると共に悲しみを抱きながらも胸を張った。ラモスにとって2008年、2010年、2012年のタイトル獲得など「決して忘れられない思い出」はネガティブなものを凌駕するものであり、スペイン代表としてのプレーは常に特別で「大きな誇り」であり、だからこそ「常に僕に期待をかけてくれた、全ての人たちに感謝の気持ちを伝えたいんだ」とラモスは綴っている。

Seguiré animando a mi país desde casa con la emoción del privilegiado que ha podido representarlo orgulloso 180 veces. ¡Gracias de corazón a todos los que siempre creísteis en mí! pic.twitter.com/KzVldPhiqo

- Sergio Ramos (@SergioRamos) February 23, 2023