Tripwireはこのほど、「A Guide on 5 Common LinkedIn Scams|Tripwire」において、LinkedInで注意すべき典型的な5つの詐欺を紹介した。FacebookやTwitterだけでなくLinkedInにも詐欺師が出没するとされ、より専門的なつながりを重要視しているユーザーが詐欺師に狙われているという。

A Guide on 5 Common LinkedIn Scams|Tripwire

LinkedInによくある5つの詐欺は次のとおり。

不正な連絡先の要求 - 偽のユーザから連絡先が要求される。最も一般的な詐欺行為の一つとされ、2022年上半期には2100万以上の偽アカウントが検出されている

偽の求人情報 - 求人担当者を名乗る人物からメッセージを受け取る。詐欺師は高収入の仕事の詳細を説明し、ユーザーに魅力的な求人情報を紹介する

フィッシングとスピアフィッシング - LinkedInになりすましたフィッシングキャンペーンが展開される。偽装されたページにユーザーを誘導し、認証情報を盗み出すことを目的としている。さらに盗んだ個人データを利用して企業に対してスピアフィッシング攻撃が行われることもある

技術サポートを装う - LinkedInのITスタッフを装い、ユーザーに偽の電子メールアラートを送信する。ユーザーの認証情報を盗むために作られた偽のLinkedInのログインページにリダイレクトされるか、偽のカスタマーサポートに電話するよう誘導される

相続・高額報酬詐欺 - 相続詐欺はLinkedInでも時折みられる。遠い親戚や公人を名乗るユーザーからメッセージが届き、口座情報を送れば遺産を受け取ることができるというもの。最近ではユーザーを暗号資産の正当な投資プラットフォームに誘導して信頼を得た後、詐欺師が管理するWebサイトに投資を移すように指示する高額報酬詐欺も確認されている

詐欺師たちが友人や同僚と簡単につながることができるLinkedInを徘徊していると警告している。LinkedInでコネクションを築く際には、紹介されている5つの詐欺に注意するとともに、被害を回避することが望まれている。