「3日間献立ルーティン」なら続けやすく、食費もダウン!疲れ知らずでメリットだらけ
食材の高騰で食費が増えた…という方も多いのでは。ここでは、節約レシピが得意な料理家・りなてぃさんに「3日間献立ルーティン」を教えてもらいました。徹底的に無駄を省き、スムーズに作業しながら節約を行うコツは必見です。
りなてぃさんの3日間献立ルーティン
続けやすく、疲れ知らずで食費がダウン! すっきりした冷蔵庫とラクな献立づくりをかなえるルーティンを紹介します。
●買い物前1:まずは3日間献立のメインのおかずを決める
そのときの気分や気温などで、パッと思い浮かんだものを書き出して決定。
「続いてメイン食材(肉か魚)と料理ジャンルをチョイスし、副菜ひとつと汁物を加えて一汁二菜にします」
●買い物前2:次に必要な食材を書き出す
献立メモに使う食材をざっと書き加えたら、実際に買う分量をスマホのメモ帳に転記。
「それぞれ目安の金額も入力し、1回2000円前後で収まるように調整。あとは、スマホのメモどおりに買い物をすませるだけです」
<りなてぃさんの買い物ルール>
1:食材の価格は頭に入れておく
底値を把握する必要はなく、「葉野菜はひと束100円以内」程度の計算しやすい額でOK。これだけでも予算だてがぐっとラクに。
2:野菜コーナーから回る
価格が変動しやすい野菜は、予算をオーバーしたら節約食材に替えるなど臨機応変に対応。ほかの食材はメモどおりカゴに入れるだけ。
3:特売品はあえて狙わない
必要なものだけを必要な量だけ買って使いきれば、底値を追わずとも自然と節約に。
「同様に、使いきれない大容量パック系もスルー」
●購入したもの
<購入品:合計1734円>
・サバ
・鶏モモ肉
・豚ひき肉
・青ジソ
・大根
・ニンジン
・タマネギ
・ジャガイモ
・コマツナ
・キャベツ
・油揚げ
・絹豆腐
・しらたき
・絹厚揚げ
●3日間献立
1日目:フライパンでつくる焼きサバ献立
・フライパンでつくる焼きサバ
・冷ややっこ
・ゴマ油香る野菜みそ汁
2日目:鶏モモでつくる肉ジャガ献立
・鶏ジャガ
・コマツナと油揚げの煮びたし
・豆腐とキャベツのみそ汁
3日目:豚みその厚揚げ大根献立
・豚みその厚揚げ大根
・温キャベツのゴマポン酢あえ
・タマネギとニンジンのみそ汁
●買い物後:冷蔵庫に場所を決めて収納すれば迷わない
食材それぞれに定位置が決まっているので、取り出すのもしまうのもスムーズ。
「そもそもの収納量も少ないから、奥までしっかり見渡せて、迷子や使い忘れもありません」
【野菜室】
汚れ防止のため、じか置きせず袋やケースなどに入れてから収納。
「眠らせがちな根菜類は手前にセットし、すぐ手に取れるように」
【冷凍室】
左は夫の弁当用の冷凍食品、右は夜ごはんに使う冷凍野菜など。
「夕食用とそれ以外を分けることで、管理と把握がしやすくなります」
夫の弁当用食材は、別途専用ボックスにセット。
「夕食の量が減る事態が防げます(笑)」
りなてぃさんのロスゼロの極意
食材をムダなく使いきるコツも教わりました。
●傷みやすい食材は初日に使う
生魚や、モヤシなどの“足の早い”ものは、1日目のメニューで使いきり。
「それ以外は、残り2日間でバランスを見ながら食べきります」
●残量のわかりにくい調味料は移し替える
「粉類やみそなど、パッケージで中身が見えづらいものは、透明なケースに入れ替えて常に残量を把握します」
買いどきもすぐわかる!
●中途半端な使いかけの野菜はまとめる
目立つ位置に集めておき、使い忘れを防止。
「即席漬けにしたり、添え物にしたり。最終日は具だくさんの汁物で使いきります」
記事内の食材の価格はりなてぃさん調べで、購入時の価格をもとに計算しています。