食費節約の達人は「冷蔵庫使い」が上手! 保存テクや収納グッズ、献立術を駆使して食品ロスをなくせば、大きな節約に。ここでは6人家族の母のインスタグラマー・まりさん流の節約術を紹介します。

つくりおきと3つの冷凍貯金でお金も時間も節約!

6人家族で食費月5万円に抑えているまりさんに、お金も時間も節約できる“冷凍貯金”を教えてもらいました。

●6人家族で食費月5万円…その内訳は?

業務スーパーやドン・キホーテの激安食材を駆使して節約。ただし、米は実家からもらえる&ふるさと納税をフル活用。調味料や飲み物は雑費としてカウントし、別途1万円を用意。

●臨機応変な冷凍テクで無理なくロスゼロを実現

食べ盛りの4人の子どもを育てながら、フルタイムで働くまりさん。忙しいなかでも上手に、楽しく食費節約するコツは、冷凍室使いにありました。

「平日はとにかく時間がないので、食材は週1回のまとめ買い&まとめてつくりおきをするというルーティンが自然にできました。ただ、つくりおきは数日しか日もちしないため、週の後半もラクして節約するために編み出したのが、“冷凍貯金”です」

後半に使う食材は使いやすい状態で“先取り”冷凍。また、予定が変わって週の前半に食べなかったつくりおきもすぐ冷凍に切り替えて“くりこし”するなど、冷凍室をフル活用。「おいしくムダなく食べきることを意識しています」

 

まりさんの3つの冷凍貯金

食費節約の達人まりさん流、3つのポイントを紹介。

●POINT1:まとめ買いしたものは“先取り”でおいしく冷凍

食材1週間分をまとめ買いして、新鮮なうちに小分けにしたり、下味をつけたり。おいしく食べきれるよう、“先取り”して冷凍を。

●POINT2:“へそくり”のおかずをつくってお金も時間も節約!

レンチンするだけの具だくさんおにぎりや麺セットを冷凍庫に常備。子どもの小腹満たしや忙しい日には、この“へそくり”で対応。

●POINT3:残った食材・料理はとにかく冷凍して“くりこし”

食べる予定だったつくりおきおかずや冷蔵の食材を食べなかったときは、傷む前に即冷凍。“くりこし”冷凍おかずはお弁当にも便利。

冷蔵庫の1週間ルーティン

まりさんの冷蔵庫は、1週間でほぼリセット。計画的に買い物しながら、上手な“冷凍貯金”術で、急な変更にもあわてません。

●1日目「冷凍庫リセット」「献立決め」

・献立決めの前に冷蔵庫チェック

買い物に行く前日に、冷蔵庫の在庫をチェックしてメモ。

「野菜室と冷凍室に残った食材を書き出し、その使い道と、なにを買いたせば、どんなものがつくれるのかを考えます」

・冷蔵室は1週間、冷凍室は1か月でリセット

冷蔵室は1週間、冷凍室は1か月をめどにリセットして使いきり。

「在庫チェックのついでに、アルコールとペーパータオルで庫内をふき掃除して、いつでもきれいな冷蔵庫をキープ!」

・1週間のおかずを決めて買い出しのメモをつくる

1週間の献立をざっくり考え、買い物メモを作成。

「スーパーの店内の並び順に従って食材をメモし、スーパーの中で行ったり来たりしないですむようにするのがポイント」

●2日目「買い出し」「先取冷凍貯金づくり」

・時間制限を設けて買い出し

買い物は仕事の昼休みに業務スーパーに行き、15分ですませます。

「メモを見ながら、最速で買い物終了。時間制限を設けることで、余計なものに目移りする暇なく、時短&節約に」

・つくりおきに使う食材以外はすぐに処理して冷凍室へ

つくりおきに使う食材以外は、使いやすい分量に小分けしたり、軽く下味をつけて冷凍。

「この“先取り冷凍貯金”をしておけば、週の後半も買いたし不要で献立が回ります」

●3日目「つくりおき」「へそくり冷凍貯金づくり」

・つくりおきといざというときの冷凍おかずをつくる

休日に、週の前半分のおかずをまとめて40品ほどつくりおき。

「ついでにおにぎりや麺セットなどの自家製冷食をつくって、いざというときのための“へそくり冷凍”を」

●4〜7日目「くりこし冷凍貯金づくり」

・食べきれなかったおかずはすぐ冷凍に回す

食べきれなかったり、急な外食など予定が変わって食べなかったおかずは、味が落ちないうちに“くりこし冷凍”。

「小分けにして冷凍しておくと、お弁当用おかずに便利です」