年齢を重ねるごとに、やせにくくなったと感じている方もいらっしゃるのでは? 料理研究家でダイエットカウンセラーのおにゃさんによると、ダイエットするなら、体の中から整えことがいちばんなんだそう。そこで今回は7か月で16kgやせた48歳のMさんを例に、成功した3つのポイントを教えてもらいました。

アラフィフでも7か月で16.4kg減!成功した3つのポイント

年明けからすでに1か月半近くが経とうとしていますが、お正月太りは解消しましたか? 歳を重ねるごとに、ちょっと太っただけでもやせにくくなってしまいますよね…! しかも、いつの間にか、中性脂肪やコレステロール値も上がっていくし、老化して肌ツヤ・化粧ノリも悪くなる一方。

【写真】16kgやせたMさんの衝撃ビフォーアフター

そんなときは、体の中から整えるのがいちばんです! 私の主宰するダイエットプログラムには、アラフォーからアラカンまでの女性たちがたくさんいますが、みなさん、やせるだけではなく、体の中からきれいに健康に若返っていきます。

今回ご紹介する48歳のMさんも、ダイエット前は、産後からサプリや青汁を飲んだりしていましたが、まったくやせず…。しかし、体の中から整えた結果、肌ツヤ・化粧ノリがよくなり、中性脂肪・コレステロール値も減って、4か月で79kgから12kgの減量に成功。そして、7か月後には、なんと16.4kgやせて62.6kgになりました。

今回は、Mさんがどんなことを変えてダイエットに成功したのか、ポイントを3つお伝えします。

●ポイント1:水をこまめに飲むように

これまで水を飲むことが少なかったMさん。じつは、やせられない人の大半が水を飲まずに、代わりにコーヒーやジュース、お酒を飲んでいることが多いのです。

水を飲むことはさまざまなメリットがあります。たとえば、水を飲むことで体内の糖を薄めることができますし、適切にとることで体の代謝をスムーズにしてくれる効果が期待できます(代謝とは、食べたものから栄養をとりこみ、不要なものを体外へ排出する一連の流れです)。

そのほかにも便通がよくなったり、食べすぎを予防してくれる効果があります。Mさんの場合は、これまでコーヒーなどの嗜好品を好んで飲んでいたり、料理をつくっている最中にお酒を飲んでいたりしましたが、水をちょこちょこ飲むことでおなかが満たされてムダ食いをしなくなりました!

水の効果は絶大ですので、日頃水を全然飲んでいないという方は、お茶やジュースを変えて、お水を飲むのを習慣化させるといいですね。

●ポイント2:肉ばかりの料理から魚の頻度を増やした

家族の好みもあって、これまではお肉の頻度が高かったのを、週の半分はお魚を食べるようにすること2か月。

すると、当初85あった中性脂肪が54になり、悪玉(LDL)コレステロール値は181から80へ! 悪玉コレステロールは、サバ・イワシ・ブリ・アジ・サンマといった青魚を食べることで軽減されるので、見事に結果が出ました。

また、中性脂肪もかなり減って、健康的に。体の中から変わることで、体重が減るだけではなく、顔はひと回りも小さくなり、肌ツヤ・化粧ノリがよくなりました。体重があまりにも減って、周りの人からは「病気になったのでは?」と心配されたそうですが、健康診断の結果がよくなり、見た目も若々しくなりいいことだらけです。

●ポイント3:就寝時間を早めた

会社員のMさんは、帰宅後は疲れて、ついつい夕飯の支度が遅くなり、結果的に就寝時間が遅くなり睡眠不足でした。睡眠不足になると、「グレリン」という食欲を旺盛にするホルモンが分泌されやすくなります。

また、大人になってからも分泌される成長ホルモンは、睡眠中に分泌されますが、糖を分解する作用もあります。ところが、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量は低下。

しっかり眠ることが大事なのです!

寝ているだけでやせやすくなり、体調がよくなり、肌つやもよくなる。寝ないなんてソンですよね。Mさんは、職場から帰宅後は、焼いたり切ったりなどの簡単な料理にシフトして、早めに食べるように心がけることで、就寝時間も早めることができました。

働く女性はやることが多くて寝不足になりがちですが、12時前には就寝できるように習慣化させたいですね。

いかがでしたか? 今回のポイント3つは誰にでもできることです。Mさんは7か月たった今もさらにやせ続けています! もしできていないことがあれば、今日からぜひ実践してくださいね。