ものを減らしてすっきりしたい、でも捨てられない…。それなら、捨てずに手放せば一挙に解決! 大人気のフリマアプリをはじめ、売ったり、あげたり…捨てない手放し方をご紹介します。

罪悪感ゼロで不要品を処分するには「循環」がポイント

「もったいない」「いつか使うかも」「捨てるのは罪悪感がある」などで、不用品が処分できず、たまる一方という人が多いのでは。
「日本の家庭に眠る隠れ資産=不用品は、1人当たり約34万円にものぼるといわれます。つまり、もったいないと思いながら約34万円もの無駄をためているんです。捨てられないなら、欲しい人に売ったり、譲ったりして、使ってもらうのがいちばん」と語るのは、不用品処分の達人、川崎さちえさん。 

フリマアプリ、リユースショップ、ネットオークション、掲示板サイトなど、今や売ったり、譲ったりする方法はさまざま!
「使わないものがだれかの役に立って循環していくのはうれしいもの。サポート体制も充実しているので、スマホさえあれば初心者でも意外と簡単にできますよ」
 捨てずに身の回りをすっきりさせ、売ったお金で欲しいものをゲット、なんて楽しみも。さっそく試してみませんか?

●初心者が売りやすい不用品BEST3

No.1 本・DVD

フリマアプリは商品のバーコードを読み込むことで出品でき、商品名や説明が自動入力されるのでラクチン!形が決まっているので梱包しやすく、送料が安いのもメリット。

No.2 食器セット

お返しなどでもらうことが多い食器セットはブランド物も多く、人気アイテム。箱のまま出品でき、写真が撮りやすいのも◎。数がそろっていなくても、明記すれば問題なし。

No.3 小型家電

ハンディファンやサーキュレーター、加湿器など、配送サイズ160を超えない家電製品。ダメージや型番、年式、付属品の有無などを中心に書けばいいので、出品しやすい。

賢く手放すための4大メソッド

ネットやアプリで売る、店に持ち込む、地域の人に譲るといった、代表的な4つの方法をご紹介します。アイテムやライフスタイルなど、自分に合った方法を使い分けるのがコツ。

●1:初心者も安心のサポート、フリマアプリ

・メルカリ
・楽天ラクマ
・PayPayフリマなど

すき間時間にだれもが気軽に利用できると大人気のフリマアプリ。最大手のメルカリ利用者は月間2000万人を超えるほど。とくに女性ユーザーが多く、さまざまなジャンルの商品が取引されるので、スピード感のよさも◎。金銭のやりとりは運営側が担い、サポート体制がしっかり整備されているので初心者も安心して利用できる。

<こんな人におすすめ>

・家事や仕事のすき間時間を活用したい
・衣類、ホビー、エンタメ系など、さまざまなアイテムを売りたい

●2:コレクターアイテムに強い、ネットオークション

・ヤフオク!
・モバオクなど

オークション形式で価格が決まるのが特徴。フリマアプリのような最低金額の設定がなく、1円からスタートもOK。相場や価値がわからないものも適正な価格がつきやすく、とくに限定品やコレクターグッズなどマニア向けのアイテムは高値で売れることが。処分費用がかかる家電などを1円で出品して手放すという手もあり。

<こんな人におすすめ>

・限定品やマニア向けグッズを売りたい
・値段が上がっていく過程を楽しみたい

●3:ブランド物に強い、リユースショップ

・セカンドストリート
・コメ兵
・トレジャーファクトリーなど

お店に直接持ち込むほか、会社によっては段ボール箱に詰めた不用品を宅配便で引き取るシステムも。出品の手間なく、その場で現金化でき、安くてもいいからすぐに処分したい人にぴったり。また、ブランド品や貴金属などはプロがきちんと査定して適正金額で買い取ってくれるので、価値のあるものを高く売りたい場合にもおすすめ

<こんな人におすすめ>

・出品などの手間をかけず、安くてもいいから不用品をすぐに処分したい
・ブランド品などを正しく査定してほしい

●4:出品しにくいものを直接譲る地元の掲示板サイト

・ジモティーなど

不要品を無料で譲り合える(有料取引もあり)、地域密着型サービス。大型家電や家具など、配送費や処分費用がかかるものを費用をかけずに手放し、活用してもらいたい場合に便利。掲示板でやりとりし、直接受け渡しをするので、駅など公共の場所を指定したり、家族や知人に同行してもらうと安心。

<こんな人におすすめ>

・梱包や発送が面倒
・送料がかかって売りにくいものを手放したい
・使ってくれる人にタダで譲りたい

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