業務スーパーの『ごぼうささがき』はベンリ食材? 風味・食感・食べ方をチェックしてみた
業務スーパーで販売されている『ごぼうささがき』をご存じでしょうか。
皮を剥いてささがきにされた冷凍ごぼうです。湯通し済みなので下処理いらずの便利食材ですね。生鮮品に比べてやや風味が薄い傾向にあるのが好みを分けるポイントですけど、サラダや炒め物には問題なく活用できるクオリティですよ。
『ごぼうささがき』の価格・コスパは?
『ごぼうささがき』は278円(税込、税抜258円)で販売中。内容量は500g、カロリーは100gあたり59kcal(脂質 0.2g、炭水化物 13.9g)。神戸物産が中国から輸入・販売するプライベートブランド品。
コスパ(単価)は100gあたり約56円。同じくごぼうを使った冷凍野菜に『ごぼうにんじんミックス』(500g・213円・約43円/100g)があります。そちらは千切りごぼうなので、作りたいレシピに応じてチョイスするのがよいかと。
『ごぼうささがき』の調理方法は?
凍った状態のまま好みの方法で加熱するだけで食べられます。アク抜きしてもOKですけど、下処理は済ませてある商品ですし、風味が薄くなるおそれもあるので必須ではありません。
解凍時には若干の水分が滲み出るので、気になる場合はレンジ加熱して水気を切ってから料理に使うのがおすすめ。ごぼう単体で食べる場合、バター醤油などで炒めると手軽においしく仕上がります。
『ごぼうささがき』の風味・食感は?
ささがきにカットされたごぼうは、素材のみずみずしさと柔らかさが引き出された口当たり。繊維の程よい歯ごたえもちゃんと残した食感です。皮も綺麗に剥かれているので、硬さや引っ掛かりがほとんどなく、食べやすい仕上がりなのが好印象ですね。
食感は無難な一方で、風味はやや味気ない印象。ごぼう特有のほんのりした酸味のような旨みと香りは感じられますが、生鮮品に比べると主張は弱め。しっかりと皮を剥いて水にさらしてあるようで、そのぶん薄味になっている感があります。
変な臭みは感じませんし、淡白さをカバーする濃いめの味付けにすれば問題なくおいしくいただけます。パッケージ裏にレシピが記載された牛肉ごぼうきんぴらはもちろん、肉とネギを追加してコチュジャンなどで甘辛く炒めるだけの豚バラごぼう丼などもおすすめ。料理の主役よりは脇役として、ボリュームアップ用に役立つ一品ですね。
特徴をまとめると以下のようになります。
ささがきにカットして下処理を済ませた中国原産の冷凍ごぼう繊維の硬さを和らげた、柔らかくみずみずしい食感で食べやすい生鮮品に比べて若干水分が多く、旨みも少し抜けているのが欠点サラダ用途での使いやすさを重視するなら『ごぼうにんじんミックス』(500g・213円)もおすすめ