２月３日の節分に先立ち１８日、佐野市の寺で無病息災の願いを込めて、節分に食べる「恵方巻」に使う「海苔」へ福を招く招福祈願が行われました。

　佐野市にある佐野厄除大師で招福と厄除けを祈願されたのは恵方巻用の焼きのりおよそ１６万枚と豆まきに使う落花生７００キロです。スーパーの「イオン」などを運営する「イオンリテール」が２００９年から毎年、恵方巻を購入する人の無病息災を願って行っているものです。

　この日は、店長など関係者およそ１５人が出席して、厳かに護摩がたかれる中、福が訪れるように真剣に手を合わせていました。招福を祈願した恵方巻は人気を集め現在は県内だけでなく群馬や埼玉、茨城の４県の「イオン」などで使う焼きのりも祈とうするようになりました。イオンリテールによりますと、殻付きの落花生はまいた後でも殻があり汚れを気にせずに食べられることから、「節分豆」として人気だということです。祈とうを受けたのりはおよそ１０万本の恵方巻にまかれ、予約で販売されるほか２月２、３日に４県のイオンなど４６店舗で販売されるということです。