６４３４人が犠牲となった阪神・淡路大震災から１７日で、２８年となりました。震災の発生直後に大勢のボランティアが活動したことから、１７日は「防災とボランティアの日」でもあります。大規模な災害が発生したときに、災害ボランティアが活動するために必要なスコップなどの資機材を保管しておくストックヤードが那須塩原市内に整備され、お披露目されました。

　ストックヤードは栃木県社会福祉協議会が中央共同募金会の助成を受けて県内５カ所に整備。社会福祉協議会によりますと、設置した地区は県内を５つのブロックに分けて県央地区は宇都宮市、県西部が鹿沼市、東部が芳賀町、北部が那須塩原市、南部が佐野市です。ブロック内の市町の社会福祉協議会や社会福祉法人が資機材を管理し、災害が発生したときには協定を結んでいる青年会議所が資機材を被災地に届けます。

　お披露目された那須塩原市のストックヤードは南郷屋５丁目の市健康長寿センターの敷地内に設置されました。ストックヤードにはスコップや一輪車、土のう袋、ブルーシートなどの資機材が保管され、災害が発生したときには迅速にボランティアに提供されます。また、災害時の連携を強化するため、県社会福祉協議会からストックヤードを拠点として「ストックヤードネットワークとちぎ」を立ち上げると報告がありました。