大学入学共通テストが１４日から２日間の日程で全国の会場で始まりました。栃木県内でも９つの会場で行われ本格的な大学受験シーズンがスタートしました。

　午前８時半ごろの試験会場のひとつ宇都宮大学の峰キャンパスです。緊張した表情の受験生たちが高校や塾の先生に励まされながら会場に入りました。今年は全国でおよそ５１万人が試験に臨んでいて栃木県内では８つの大学、合わせて９つのキャンパスで８４５８人が出願しています。

　新型コロナウイルスの感染第８波が受験シーズンを直撃、試験会場ではマスクの着用や消毒などの対策に加え、受験生に対して口頭で体調の確認が取られました。また、２０２２年大阪の会場でカンニング行為が発生したことを受け、今年から携帯電話などを試験官の合図で一斉に机に出し電源を切る手順が厳密に行われました。さらに、受験票には不正行為を行った場合、全教科の成績が無効になるなどの注意書きが新たに加えられています。一方２０２２年、東京大学の会場では受験生など３人が刃物で襲われる事件が発生していて大学は警戒を強めて試験を実施しました。

　１４日は地理歴史と公民、国語それに外国語が行われ、とちぎテレビの調べによりますと栃木県内ではこれまでに大きなトラブルはなかったということです。１５日は理科と数学が実施されます。