スポーツ映像配信サービス「DAZN」は、世界のさまざまなスポーツが楽しめるという月額980円の新プラン「DAZN Global」を2月14日に提供開始。また、同日から現行プランの名称を「DAZN Standard」に変更し、従来の月額3,000円から同3,700円に値上げする。



2月13日時点で利用中のアカウントは、自動的にDAZN Standardへと移行する。年間プランについては、一括払いは従来の27,000円から30,000円に、月々払いは月額2,600円から同3,000円に値上げ。アプリ内課金(Apple、Google Play、Amazon経由での支払い)を利用する場合は、月間3,800円/年間30,000円へそれぞれ値上げする。旧価格にあった、一部プラットフォーム間での料金の差異が今回の値上げでなくなり、一律料金となるかたちだ。

NTTドコモの「DAZN for docomo」や、KDDIのDAZN利用料金を組み込んだ各パックも月額料金の改定を発表しており、詳細は別記事で紹介する。今回の料金改定の対象には、ケーブルテレビ等経由で料金支払っているユーザーなども含まれる。値上げの対象プランや請求タイミングなどの詳細は、DAZNのヘルプページを参照のこと。

DAZNは2016年8月にサービスを開始し、これまで国内外の多くのプレミアムスポーツコンテンツを日本のスポーツファンに向けて配信。2022年2月には月額料金を1,925円から3,000円、年間プランの一括払いについても19,250円から27,000円に値上げしていた。

今回、DAZN Japanでは、スポーツファンのライフスタイルに合う視聴体験を提供するために、初めて2つのプランを用意する。

新プランのDAZN Global(月額980円)は、具体的な内容についての説明はないものの、「世界のユニークなスポーツが手軽に楽しめるプラン。DAZNをこれまで利用したことがない人や、スポーツ初心者、新しいスポーツの世界を探索したい人などにスポーツの魅力を届ける」とのこと。

現行プランを改称したDAZN Standardは、明治安田生命Jリーグ、プロ野球、欧州サッカー、モータースポーツ、ゴルフに加え、上記のDAZN Globalプランのコンテンツも含めた「内容充実のプラン」と位置づける。

DAZNは「スポーツファンに多角度のスポーツ経験を提供するスポーツ・デスティネーション・プラットフォームとして、ファンのスポーツライフスタイルに合うさまざまなオプションにも力を入れ、充実したサービスを心がける」としている。