デヴィッド・ドゥカヴニー、『X-ファイル』モルダー役で復帰の条件とは？
1993年より9シーズンにわたって放送され、カルト的な人気を博した超常現象ドラマ『X-ファイル』。2010年代には、リブート的な続編シーズンとなる『X-ファイル 2016』と『X-ファイル 2018』が誕生した。本家＆リブート版でフォックス・モルダー役を演じたデヴィッド・ドゥカヴニーが、同役での復帰条件を語っている。
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「前と同じでは通用しない」
『X-ファイル』のフランチャイズは、2018年に米FOXで放送された『X-ファイル 2018』が最後となっているが、再びシリーズが戻って来ることはあるのだろうか？ 米ポッドキャスト番組『The Discourse』に出演したデヴィッドが、その質問に回答している。「その質問には答えられないね。僕にとって復帰は、いつでも“どんな物語なんだろう？ この地点に自分がいる理由は何だろう？”と考えることなんだ。つまり、復帰する理由はたくさんある。そのひとつは人々が観たいと思うからかもしれないし、もうひとつは（クリエイターの）クリス（・カーター）、もしくはクリスの右腕的な人物が、“伝えるべき物語があるぞ！”と言った場合かな。“話を聞いてくれ。これは今だからこそ出来るんだ”とね。世の中が変わったからといって、ただカムバックして前と同じようにやるのは通用しないからね」
「やろうと思えば出来るし大金を稼げるけど」
またデヴィッドは、こうも続けている。「世の中に合わせて、どう変化していくかのか？ “今、このやり方でやってみよう”と売り込まれたら、前回に僕がカムバックしたような感じだよね。“やってみようかな”って。それで、30代と60代の男を演じることになるんだ。それは面白い挑戦だけど、同じことを繰り返したくはない。似たようなストーリーを語ることは変だし、品位を落としてしまう。80歳になっても、車の後部座席で女の子とイチャつく歌を書く（ローリング・）ストーンズにはなりたくないよね。しようと思えば出来るし大金を稼げるけど、自分の一部は死んでしまうんじゃないかな」
どうやらデヴィッドにとって、ストーリーのアイデア次第ではモルダー役の再演は十分あり得るようだ。『X-ファイル』全シーズンは、Disney+（ディズニープラス）にて配信中。（海外ドラマNAVI）
