来季の目標に「メジャー優勝」を掲げた小祝さくらだったが…(撮影:ALBA)

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今季国内ツアー2勝の小祝さくらが、23日(金)に新宿区の『アルペントーキョー』で行われたトークイベントに登場。事前予約したファン30名と、当日希望した立ち見客を「苦手で不安」というおしゃべりで盛り上げた。そして今年の仕事納めになるイベントでも、数々の“小祝節”が炸裂した。
「多くの人に集まってもらって、“圧迫感”がありますね」という一言で笑いを誘ってからスタートしたトークセッションでは、「出たくても出られない選手もいる。全試合出られることに感謝したい」と連続出場を続けてきた理由や、クラブのこだわり、趣味のプロレス愛などが語られた。最後には来年の大きな目標として「メジャー優勝」を宣言。ここまで通算8勝を挙げているが公式戦での勝利はなく、なんとしてもビッグタイトルをゴルフ人生に加えるつもりだ。
これまではその大舞台を目前にしても、「あまりメジャーという気がしない」、「ここがメジャーというのに今気づきました」などこだわりを感じさせない発言が多かったが、ここで“方向転換”。イベント後に行われた取材でも「前は意識していませんでした」と告白したが、「目標にしたい」と力を込めた。
ただ、ここから小祝節を連発することに。『4つあるメジャーのなかで一番勝ちたいのは?』という質問には、間髪を入れずに「TOTO(ジャパンクラシック)です」と回答した。同大会は日本で行われる唯一の米国ツアー公式戦で、ビッグトーナメントであることに間違いはないが、メジャー大会ではない。この事実を伝えられると、「そうなんですか!?」と目を丸くして驚きの表情。その後、申し訳なさそうに「日本女子オープンですかね」と答え直した。
トークショーでは米国ツアー参戦への意思について質問がされ、「(今年出場した)全米女子オープンは予選も通過できたし、楽しかった。でもQTを受けてまで行こうとは思わない。スポット参戦でいいかなと思ってます」という考えを明かしていた。そのため『TOTOで勝ちたい』=『QTを受けずに出場権が手に入れば米国ツアーに参戦したい』ということかと思い聞いてみると、「まったく(参戦の意思は)ありません」とキッパリ。あくまでも国内ツアーで戦い続けるつもりだ。ではなぜTOTOで勝ちたいのか? その理由について聞かれると、「(副賞の)便器が欲しいんです」。最後まで小祝らしさ全開の一日だった。
忙しかった年内の仕事も、これで一区切り。「何もしない時間が欲しい」と、ここからはゆっくりと体を休める。年明けは、「そこから新年だと思ってます」と観戦が決まっている1月4日の新日本プロレス東京ドーム大会が終わってからの本格始動を決めている。1月から宮崎県、さらに米国での合宿も予定。「去年の始め頃からフェードを練習してきたけど、一辺倒では厳しいので最後はドローも打ってました。今年はこの両方を思い通りに打てるようにしたい」と、主にショット面に磨きをかけて3月2日からの開幕戦へと向かっていく。
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