大規模災害など有事の際に迅速に対応するため来年1月にオープンを控える日光市森友の獨協医科大学日光医療センターで13日、消防訓練が行われました。

日光市消防本部の隊員とセンターの職員およそ80人が参加した訓練は1949年に発生した今市地震と同じ規模の震度6の地震が発生、2階の調理場から火が出たという想定で行われ、まずセンターの自衛消防隊が消火器を使って消防が到着するまでの初期消火に当たります。

一方、病棟では看護師などが入院患者の避難を誘導、救助袋を使って次々と避難させていきました。通報を受けて駆け付けた消防隊はストレッチャーごと収容できるはしご車を使って取り残された人を速やかに救助していきました。訓練はあらゆる災害に備えて予め消防と施設が建物の特徴や設備、立地などを把握する目的もあり隊員らははしご車が届くかなども確認していました。