自転車ロードレースの「那須ブラーゼン」が、プロリーグのJCLで共に活動する「さいたまディレーブ」と統合し、新しいチームを発足させることが12日、発表されました。

新しいチームの名前は「さいたま那須サンブレイブ」です。12日、那須とさいたま、双方をオンラインでつないで記者会見が開かれ新チームの概要と所属選手が発表されました。

新チームは那須とさいたま、2カ所を拠点とする複数の地域連携型の形態を取ります。那須、さいたまとも運営会社はそのまま存続し選手も2つに分かれて練習します。活動資金は双方から出し実力上位の選手からレースに参戦します。

那須ブラーゼン運営会社の若杉厚仁社長は統合の理由について「那須は資金面、さいたまは戦力と運営が難点だった」と話し「全く新しいチャレンジで、複数地域にまたがることで新しい可能性が生まれる」と新チームに期待しました。

監督には宇都宮ブリッツェンで活躍した鈴木真理氏が就任し、5年前ブラーゼンに所属した吉岡直哉選手が復帰することも発表されました。

那須ブラーゼンは、2012年に発足し発足当初はJプロツアー、去年からはプロリーグのJCLで活動しています。一方のさいたまディレーブは2019年に誕生し、現在はブラーゼンと同じJCLに所属しています。

新しい運営スタイルでチャレンジする新チームは、国際レースでの活躍を目指します。