世界遺産、日光二社一寺の玄関口となる神橋では12日、年末恒例のすす払いが行われました。

狩衣姿の神職と、緋袴をまとった八乙女たちが4メートルほどの笹ぼうきで神橋の欄干などを丁寧に清めていきます。

すす払いはその年1年のけがれを払う年末恒例の行事で日光二社一寺では毎年、日光二荒山神社の神橋を皮切りに始まります。

今年1年は、続くコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻、それに伴う物価高騰などさまざまな出来事がありました。

神職と八乙女たちは来年こそはコロナ禍が終わり良い年になるよう願いを込めて、すす払いを行っていました。

日光二荒山神社では、感染防止対策の一環で、初詣の参拝客に分散して訪れてもらうため12月から前倒ししてお参りできる「幸先詣」を行っています。